Shionの部屋

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2013/05/25

◆ とある科学の超電磁砲　第７話「お姉さまの力になりたいですの」

(2)

テーマ：アニメあれこれ(26459)

カテゴリ： ◆ 映像・アニメ・音楽

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「あなたにとって、人生で一番最初の敗北は？」

と聞かれたら、すぐに答えられる？
私は、即答できます。
それは、「自分は生物学的に、まごうこと無く女である。」と思い知ったとき。
思い返せば、それはたぶん･･･
この作品の主人公、御坂美琴と同じ年頃のことだったと思います。

「毎月、数日間、ほぼ自分が使い物にならなくなるって･･どんな病気だよ？」
と、「新しい身体」を、うらめしく思う日々。
幼稚園の頃には背の順で並ぶと一番前のちびっ子で、
しかも、しょっちゅう、おもらしして、ピーピー泣いていた同級生男子が、
私には重くてビクとも動かせない荷物を、やすやすと運んでしまうようになっていた現実。

うまく言えないけど･･･単に男と張り合っての勝ち負けじゃなく、
自分の努力じゃどうにもならない、大げさに言えば、「運命に負けた。」感が強かったと思います。
焦燥と諦めの狭間で、自分と折り合いをつけて生きていかなくちゃ、と思っていたあの頃･･･
私が　御坂美琴に惹きつけられるのは、
その頃に刻んだ思いが、今も心のどこかに、消えずにあるからだろうと思います。

そう、１４歳の女の子は大変なのだ。表面上、ガサツにすら、見える子であっても。
１４歳は、心もいろいろ、大変だから。（ ⇒ 2011年の日記：『中二戦争勃発。』 ）

というわけで、過去の１４歳の自分（笑）が、全力で応援してしまうこの作品も、
早、７回目となりました。（･･って、この回で初めて作品の感想を書いてますが）
シスターズ編・・あまりにも以前に原作を読んでいたので忘れてる部分も多く、
先日から、原作を引っ張りだして比較しつつ観たりしています。
・・・今さらですが、アクセラレータが凶悪すぎ（笑）。

アニメが原作を超えるのって難しいのかな？
このアニメ作品の場合は、マンガでは簡単に描かれたひとコマの絵であっても、
律儀に状況を分析して、丁寧に脚色し、世界を広げているので・・正直、唸ります。
すごい確かな品質感。　毎週、楽しみですね☆

お話は７話となり、美琴が本気を出しはじめ・・
それを見守る、黒子の心情と、彼女を心配する仲間たちの姿がえがかれたエピソードとなりました。

本編とちょっと関連するかな、
健全な子供は、思春期には必ず同性に恋をする経験を持つのだと聞いたことがあります。
その過程を経ないと、将来、異性との恋愛ができるようにならないのだとか。（本当？）
以前聞いた話で、ソースを提示できなくて、すみません。
そういう意味では、黒子の心情（ヘンタイっぷり）も、微笑ましいと思ってしまう私。
で、７話では、黒子がどれだけ美琴を大切に思っているかが、とても良く表現されていました。

最近のアニメは、１２話完結のものが多く･･･忙しい社会人としては（笑）コンパクトに仕上っているこの手のやり方はコンビニエントでいいと思う反面、とっとと終わってしまうのが、ちょっと残念、という気持ちもあります。
その点、このアニメは２４話くらいやるつもりがあるのか（１ｓｔシーズン実績）、
お話の進みが丁寧で、時間の流れ方もストレスが無く、実に心地良いです。

余談ですが、私、このシリーズは『禁書目録』から入ったのですが、
上条当麻は、ど～にも好きになれません；
「好きになれない」というより、「青くて恥ずかしくて付いて行けない」って感じかなあー。
自分、さすが、飽き飽きするほど、長くオトナをやってるだけのことは、あります（笑）。

この作品は、やっぱり、リアル中学２年生に見て欲しいかな。
我が家のサエちゃま（現高１）が、世界の矛盾と戦う中学２年生だった頃、
彼女に力をくれた、作品であります。

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