shomarinのピアノ室跡

shomarinのピアノ室跡

NiMHを3個から4個に変更する場合



先日紹介しましたDCマイク用006P形NiMH充電器の電池を3個から4個に変更する場合についてのご要望がありましたので検討してみました。
NiMH電池を3個直列(公称25.2V)から4個直列(公称33.6V)に変更する場合は以下の変更が必要になると思います。
[充電回路]
1.電源トランスの電圧を27Vから32-35Vに変更する
 ・・・3個直列の場合は充電終了時の電圧は約30.2Vになります。4個直列の場合は約40.3Vになると予想されますので、LM317や抵抗、ダイオードでの電圧降下を考慮すると電源トランスの2次側出力は32V~35V必要になります。32Vより低いと満充電出来ない可能性がありますし、35Vを超えるとHPH12002Mの耐電圧をオーバーします。この場合は充電制御回路を別電源(トランスの別タップあるいは別に6V程度のトランスを用意する)としたほうががいいかもしれません。
2.電源電圧が高くなるのでコンデンサ(C1~C3)の耐電圧を50Vから63Vに変更する
[PICの制御ソフト]
1.充電時の保護動作の電圧設定見直し
2.ΔV電圧の見直し(セル数が21から28に変更になるため)
3.放電終了電圧の見直し

充放電回路Rev.3.00.gif

今回のプログラムのソースは
dv_ver300.c
HEXファイルは
dv_ver300.hex
です。

電池電圧が高くなると放電制御トランジスタ2SD2012、DC/DCコンバータHPH12002Mの発熱が多くなることが予想されます。PIC用の5Vは6V程度の小型トランスを用いて別電源とする方がいいかもしれません。また5Vリレーは電流が100mAのものを使用しましたが7805の発熱の原因となっています。フォトMOSリレーなどを用いる方がいいかもしれません。

以上、あくまで素人の設計ですのでご参考になさる場合は十分に試作・検証を行っていただきますようお願いします。


© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: