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2019年02月06日

半同棲時代

(2)

カテゴリ：カテゴリ未分類

芝居仲間のヒロインに声をかけたのは
君が大人に見えたから
身に着けてるすべてを
隠れ蓑にしていたから
いくらサングラスをかけても
自分は自分と言っても
わかってしまう
砕けやすいハートをもっている

俺だったらできると思った
ジグソーパズルみたいに
君のハートを
つなぎ合わせて
満天の星屑のように
輝いた君にさせること

俺だったらできると思った
エンジェルズ・トランペットみたいに
うつむいた君を
顔を上げさせ
花言葉は愛嬌だと
伝え笑わせてやることを

おんぶや抱っこをしてあげた
布団にくるまった
一緒にお風呂屋さんへ行った
君をスケッチした

君は僕のものになったと思った
昔の彼が訪ねて来るなんて思いもしなかった
君が僕の元を離れる日
真っ二つになる自分を感じた
僕は泣いたまま動けなかった
君にもう会えない事だけはわかった

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