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2005年12月19日
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もう一度、真央ちゃん一人の特例を認めるのはよろしくないという意見を書かせてもらいます。
連盟の城田憲子さんすら揺らいでるようなことも読みましたし、真央ちゃんがその気になってきては諦めるようなことを繰り返す不安定な日々を送っているのではないのかとも思います。
城田さんとしても年齢制限で真央ちゃんを出せないのは、とても歯がゆいことなのでしょう。

それでも規則は規則。
簡単に「何でこんな規則があるんだ」という前に、規則が作られた背景を考えていただきたい。
ことは彼女1人に限ったことではなく、 世界全体の青少年のこと を考えねばならないんです。

彼女のこないだの演技は、前に書いたことと反するように思うかもしれませんが、若干の幼さを割り引いても確かにスルツカヤを上回ったと思います。それについては私も喝采を送りましたし、観客を味方につけられることも力のうちですから異論はありません。(スルツカヤの点数はもうちょっと出てもいいと思ったけれど、真央ちゃんの点数が高すぎるとまでは思ってない)あの試合に限っては。
しかし、他の試合の得点を平均してみれば、やっぱりまだスルツカヤの方が10点近く上回っているのも事実なのです。これが日本の報道には欠けている。
女王が小娘に負けて悔し紛れの負け惜しみを言っていたかのような報道に、多大なる異議を申し立てたいところなんですが。
ま、これに奮起してスルツカヤは今後の試合で、特に五輪ではまたパワーアップして余人を寄せ付けない強さを発揮するでしょうし、ヒューズのときなどのこともあるから、こんなイヤミは意に介さない精神力を持ち合わせていることと思いますが。

話を元に戻します。
年齢についてです。
これでも五輪ファン歴は結構長いのです。
何しろ母が体育大学在籍の折に東京五輪の前夜祭か何かのマスゲームに出たことが自慢で、自分が授業で五輪の歴史を教わってきたことなども折に触れて言うものですから、私には自分が見た以上に擬似記憶が植えつけられていたりするんですが(笑)
最初の記憶は小4の頃のロサンゼルス五輪(その前のモスクワは日本は出場を辞退していたので)
女子体操でシリバシュとシュシュノワという選手が火花を散らしていて、いまだその演技が記憶に残っていますが、そのときに一緒にTVを見ていた母がふと言いました。
女子の体操選手は13歳がピーク だからね」
外国選手は大人っぽく見えたので、「まさか」と思いましたが、解説を聞いていると、「20歳、最年長の選手です」などと言われる人もあり。
13でピーク!20で最年長!?
ひそかに体操をやりたいと思っていた10歳の私は、「もう時間がないのか」とショックでした。・・・ま、体操は3つとか4つとかから始めるものですから、とっくにタイムアウトなんですけども^^;
何故13かというと、その後は体形が変わって体が重くなり、思うように飛べなくなるからだとか。
とすると、4年に1度の五輪では、実力のほかに年齢の運というものも大きく関わってくる。
五輪とはシビアなもんだと痛感したのはこのときですが、同時に、13でピークになるような種目の是非についての議論があることも知ったのです。

その後も何かと年齢制限については言われていたようですが、体操の世界では相変わらず13とか14とかの選手がぞろぞろいて、変わらないのかなと思うしかありませんでした。「例外」が幅を利かせていたんだと思う。結局歯止めにはならなかった。他種目でも14で岩崎恭子が金を取ったりと、若手が思わぬ活躍をしてくれるときはありました。

他種目のことは詳しくないですが、 フィギュアでは規定を厳格にしたのは、14歳9ヶ月でタラ・リピンスキーがとった金メダルが大きな理由 になっています。
対立していたミッシェル・クワンは、更に前の12歳から世界選手権などに出ていて、ケリガンやハーディングとも争ってたりしたと知ると、すごく昔のことのように思うのですが^^;
そのクワンもまだ16になるかどうか。リピンスキーはその彼女を抜くために、かなりの訓練をつんだんでしょう。長野のリピンスキーのフリーを見ながら、解説の佐藤有香さんが「いっぱい練習したんでしょうね」と感慨深くしんみりと言っていたのが印象に残っています。
結局金はリピンスキーが入手。その後すぐプロ転向したときに、「カネがかかるスポーツだから、1回天井取っちゃうと続ける意欲もなくなるよねえ」と単純に思っていたんですが、実態は無理がたたったリピンスキーの体が悲鳴をあげていたのがその原因だったとのこと。
一応19歳までアマチュアを続けていたことも、最近まで知らなかった。
国際舞台への復帰は、ほとんど叶わなかったんですね。
あのときのリピンスキーの体は、背も低く、胸もお尻も真ッ平で、14歳としても幼く見えたものですが、成長期すら迎えてなかったようで、今なんか別人みたいです。

で、7月1日に15歳になっていれば、というのは、 五輪予定時期より半年前 ということ。リピンスキーのことを思っての反省だと思います。せめて 成長期が終わってから の方がいいという。
成長期のことを思い出していただきたいが、女は特に劇的に体が変わる。
おおかたのひとはもっと成長期が早いんでしょうけど、多分真央ちゃんは私と同じくらい遅手の成長期を今迎えてるんだろうと思うけれど(去年から見ると恐ろしく背が伸びたように思う)、私も確かにその頃が一番動けたし、特に運動しなくても体が軽くて疲れ知らずだった。
つまり、「 落ち着く 」ということ。ぶっちゃけ、初潮後ですね。勝負はそれからにしなさいと。でないとフェアじゃないと。
それは私も思います。その頃、他の同級生よりも、 練習もしてない私がクラスで一番足が速かった。 当時は自慢だったけど、今なら思う。 あれは絶対アンフェアだった (笑)翌年めっきり50m走のタイムが落ちたので、間違いではないと思う^^;
では制限がなかったらどうかというと、早くから注目されていた真央ちゃんや美姫ちゃんは今頃はもっとスゴイ、クワン級の選手だったかもしれない。が、その代わり、今のような体調でいられたかどうかも疑問。

ピークが今だったらどうするのだ、という意見もありますが、リピンスキーやヒューズがまだ競技を続けていたら、ひょっとしたら今の世界トップはスルツカヤ・クワン・リピンスキー・ヒューズ・荒川、といったラインナップだったかもしれない。だとしたら、選手には大変なことだろうけれども、見てるこっちはもっとエキサイトしているかもしれない。リピンスキーやヒューズのピークを勝手に縮めてしまったのは、五輪金の達成感ではないか。特に棚ボタ金だったヒューズは、もっとやれたと思う。
実際、現在のスルツカヤは長野後のブティルスカヤと対決してた頃、結婚後クワンとぶつかった頃、更に病気を経て独走状態の今と3度のピークを走ってると私は思っている。クワンは長野前後からソルトレイクまで頂上にいたが、今は競技にも出ず、パッとしない。
そう思うと、早くにメダリストになってしまう弊害はどうなんだろうと。
(メダルを取ると決まったわけじゃないけど、目指すことに変わりはないし、可能性も高い^^; そのため、逆に心配)
クワンもさすがに、最近はガタがきてるような気がするし。
アメリカやロシアの連戦連勝の選手なら、「金を取れないのが悔しい」と拘ってもきますが、今のところ五輪のメダルの色には拘ってないこの日本では、銅メダルでも満足してしまうかもしれない。伊藤みどりも1度はアマ復活をしながら、結局やめてしまった(シンクロなら色にも拘れるけど)

クワンもリピンスキーより若いうちからトップ選手になっていましたが、両者の最大の違いは、クワンは芸術家肌で、リピンスキーはジャンプを持ち味にする運動選手型であるところ。
真央ちゃんがどっちのタイプかというと、明らかに後者。
ジャンプ型の方は、芸術家肌よりも体への負荷が高いそうです。使う筋肉が違うらしい。
典型的なジャンプ型には恩田美栄がいますが、彼女もかなり怪我に泣いています。

ちなみに、ジャンプしか評価しない日本に愛想をつかして(かどうかは知らんが(笑))渡米して、アメリカでプロ世界のトップ(それもシングルとペアの両方で)をひた走ってるスゴイ人は芸術家肌の佐藤有香さんですので、お忘れなきよう。

でも、故障を抱えたり病気をしても復帰してくる選手は結構います。プルシェンコやスルツカヤ、本田武史、ティモシー・ゲーブル、クワン、村主章枝、陳露、太田由希奈(予定)・・・その他大勢。五輪のメダル、特に金にかける情熱ゆえと思いますが、一方まだやれそうなのに復活を選択しないのは、ヤグディン、クーリック、リピンスキー、サラ・ヒューズ。全員若き金メダリストです。一度五輪の頂点を取った彼ら彼女らには、他にやるべき目標を見出してしまったんでしょう。中にはオクサナ・バイウルのように、悲劇的な経験をする場合もあります(回復してきているようですが)

「何故ジュニアがあるのだ」という話も見ましたが、いきなり大人と同レベルにするわけにはいかないでしょう。
ジュニアとシニアには、年齢による区分(シニアは15歳以上)と技術(級)による区分があります。
技をこなせてしまえばシニアに上がれるんですが、ジュニアとシニアの大きな違いはタイムで、フリーが30秒増えます。純粋なスタミナや使えるワザの難度・回数が変わります。ジュニアからシニアに上がりたての時からしばらく、選手はこの30秒の差に泣かされるようで、今季の織田くんは昨年のフリーの内容に手を加えて30秒分伸ばす作戦で成功したようなとこがありますし、真央ちゃんもさかんに「疲れた」と言ってるのは、まだ慣れてない証拠ではないかと。

ここで年齢制限を破ってしまうと、フィギュアでは特にペア競技に変革が起こるように思います。
殊に女子は小さくて軽ければ軽いほど都合がいいので、例えば12・13の女子とと20の男子なんていう組み合わせでも、ゴリ押せば通れる可能性が出てくるわけです。ペア王国・中国なんかは多分考えてくる・・・^^;
「特例」を求める国がわっと増えて、また「体操女子は13がピーク」な時代が戻ってきてしまうかもしれません。それは避けたい。

年齢制限ができてよかったなと思うのは、ロシアの体操選手。スベトラーナ・ホルキナが25歳まで粘れたこと。
制限がなければそれ以前に引退させられたんじゃないかと思うし、とすると、あの芸術的で感動的な演技を見ることはなかったかもしれないなと思う。体操・新体操の世界も、全般に年齢が高くなってきてると思いますし(16~18くらい?)
体操よりも競技時間の長いフィギュアは、瞬発力と持久力の両方が要求されるスポーツでもあります。
長く競技を続けられる方が、個人にとっても競技の世界にとっても、良いことだと思うのですが、いかがでしょうか?

ところで、 アメリカの例外選手 って誰のこと?
 ↓
 ・・・どうも、 リピンスキー のことみたいですね。楽天内では。
 特例がガンとして認められない方向に変わったのは、上記どおりリピンスキー以来です。つまり、 長野五輪 以来。
 それまでが流動的な対応=ほとんど無意味な規則だったのを、彼女の故障・引退により見直したわけです。
コマネチも岩崎恭子もジャネット・リンも皆それ以前の選手 。サラ・ヒューズは規定をクリアしていた。同列に論じるほうがおかしい。
 岩崎恭子はソウルの後の五輪にも出ている。決勝まで残ったとは思ったが、メダルが獲得できなかっただけの話。タイム自体は上がってたんじゃないか(ちょっとここは自信がないが)大騒ぎしておいて、勝手に忘れ去ったくせに、こんなときだけ持ち出すな。

 訳知り顔で論じるなら、もう少し情報を得てからにしましょう--;
 ま、「特例」を今後認めるか否かは、まさに今が正念場ということでしょうか。


続きはコメントに。





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最終更新日  2005年12月21日 01時38分18秒
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