元銀のロードスターターボ

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2019/10/07
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カテゴリ: 9.その他
福島第一原発の汚染水とは、炉心が損傷した福島第一原発の原子炉に

雨水、地下水が入り込み、炉心から出てしまっている、原発の燃料(だったもの)に

接触して、各種放射性物質を取り込んでしまっている水のことである。


これはフランスのALPSという冷却水の処理装置を通すことによって、

トリチウム以外の核種は取り除くことが可能である。



で、政府や政治家、マスコミで論争になっているのは、

「トリチウム」は安全なので汚染水を海に流してしまってよいのでは?

という問題である。


まさに大阪湾に流そうとしているのかもしれない。多分パフォーマンスだが。

ちなみにトリチウムは、自然界に存在する。

重水素や三重水素といった方が、なじみがあるかもしれない。

核融合の燃料に使われる水素のアイソトープである。

大気中でも水素分子と宇宙線(太陽からのエネルギー線も多分含まれる)によって、

地球上でも、後から後から作られるものである。

普通に海にも、水道水にも含まれる。

そのため、トリチウムは安全だと見てよいと思う。




だがしかし、問題なのは、汚染水である。

汚染水はALPSで処理するとはいえ、完全にトリチウム以外の核種が取り除けるわけではない。

なので、処理された汚染水には、それなりのトリチウム以外の放射性物質が含まれる。

大部分の物質は取り除けるといっても、汚染水は膨大にある。

それを海洋放出すれば、それなりの絶対量の放射性物質が放出されてしまうのである。




だから希釈して、海洋放出と言っているのである。



今のマスコミの争点は、あえてトリチウムに争点をあてているが、

問題なのはそれ以外の部分である。

意図してずれた論点で討論している気がしてならない。






本当に問題がないのなら、海水を放水して冷却水として使ったこともある汚染水をALPSで処理して、

その後に塩分を取り除き、重水素や三重水素入りに水を核融合炉の燃料になぜ使わないのか。

核融合炉は茨城県那珂市に存在する。

福島第一とそれなりの距離はあるけれど、運搬できない距離でもなさそうだし。



つまり、そういうことである。





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最終更新日  2019/10/07 07:05:24 PM
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