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現在も使われているトランプカードには、ハート印がある。あきらかに心臓のかたちをしている。なぜ、心臓なのか、理解に苦しむところがある。というのも、のこりの三種類については、れっきとした根拠があるからだ。スペードは剣のこと。クラブは、棍棒のこと。そしてダイアは、菱形のダイアモンド。剣は戦闘者に帰属する。棍棒は、もともと耕し、種をまくための器具として農民に帰属する。ダイアモンドは、その流通力によって、商人のものである。戦う人、耕す人、商う人の揃いぶみ。それでは、心臓はだれに。むろん医者ではあるまい。 で、正解は 聖職者、僧侶 だそうです。 ハート は元々 カップ をあらわしていたそうで、つまり、 聖体 であるところの 血=ぶどう酒 を注ぐ 聖杯 ですね。実際に、古いカードは 脚の長いグラス を描いているそうです。この形が 心臓=ハート型 に変化するのが、17世紀だそうで、人間機械論という考え方が生まれてきたことと関係があるらしいくて、流れている血液より、動かすポンプが重要だと、人体を分解して考えるようになった科学的思想の登場があって、その結果、トランプの模様が替わったということだそうです。
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