■ シンプルライフを考える



うるるん★が過去に書いた「シンプルライフ」にまつわるエッセイ集



『シンプルライフ』 とは
「価値のある」「良いもの」を「少なく所有」 することで
無駄な消費をせず、ただひとつのコダワリのモノを選び
『贅沢な節約』 を実践するライフスタイルです。




2003年9月2日(火)わたしって・・

ELLE Japon今月号より。
今秋ジバンシイの新しいフレグランスのイメージモデルを務めることになったアメリカの女優・リブ・タイラーがこんな事をインタビューで答えていた。

ELLE記者『あなたはお洒落に対しては情熱的?それとも理想的?』

リブ『まぎれもない買物フリ-クだわ!お気に入りの遊びはデパートの服売場に並んだラックのなかから目を血ばしらせて自分に合う服を数分で見つけだす事!
~中略~
何しろ集めることが大好きだから絶対に着ないようなデザイナーの服を何枚も買ってしまうの。靴もいいとおもったら即買いよ。
そのくせいつも履いているのはコンバースなの!!だけどこれからは悔い改めないと。パリのシックな女性達がもうすぐ私を判断する事になるのだから、ね。』

現在彼女は26歳。
14歳でモデルデビューという早くからお洒落に目覚め、自由に買物できる身分でもあった。
そんな彼女が20台半ばを過ぎて

「シンプルシックなフランス女性をみならわなくちゃ」

「衝動買いや買っても着ない服を持っているのはエレガントでない」

と悟っていたのだ。

今、ここにきてやっとシンプルシックな生活に目覚めたというもの、かくいう私も25歳~27歳までの3年間は「衝動買い」「ブランドバック」「使い捨ての服や靴」を沢山買っていた。
バッグは買ってもたいして使ってないものが押し入れに詰まっている。
靴に至ってはワンシーズンでかかとがへればゴミ箱にポイだった。
なんとまあ恐ろしき消費生活。
しかし”もっともエレガントでお洒落なのは質の良い服・靴やバッグを本当に気に入ったものだけ2~3種類買ってそれを手入れしながら長もちさせる事”というヨーロッパではもはや当たり前という考え方を知ってようやく我が身の愚かさに気付き恥ずかしくなったのだ。

リブもストイックで堅実、尚かつお洒落でエレガントな女性達の存在に気付き、我が身を変えようと努力中だ。

やがて他のハリウッドセレブ女優やモデルたちとは一線を引く存在になるに違いない。








2002年12月19日(金)マツゲとオリーブオイル

化粧用の方のこと。
いまやDHCなどの影響で抗酸化の化粧オイルとして常識になってるが肌でも化粧水のあとに1滴なじませるだけでなくマッサージ&クレンジングにも使ったり、髪の艶だしや毛先の乾燥にも効くので毎日使用してる。
最近は『睫毛(まつげ)』の毛束整えや艶だしにも使えることが判明した。今までも実は白色ワセリンを使って睫毛の流れを整えたり艶をだしていたのだが、マスカラのように付けた後に乾燥しないので、外に一日いるとゴミやほこりまでもついてしまうのだ。
そこでオリーブオイルの出番となった。
マスカラみたいに乾燥はしないけどワセリンほど粘度強くないのでゴミもつかない。でも毛流れもキレイに決まるし艶もでる。
ひじきのようなマットな睫毛でなくたまには睫毛パーマ+オリーブオイルで艶だしナチュラルメイクもいいのでは?

ところでマスカラの考案者はメイベリン創業者だということはどれだけ知られているのだろう?
創業者の妹が毎朝マツゲにワセリン塗っていたのを見た兄(創業者)が考案したということだ。要するに私はこれの真似をしたってこと。
ちなみに藤沢で優秀睫毛パーマのお店はココ。
キレイに1本ずつセパレートされくっきり自然なカールで大満足!








2003年2月23日(月)シンプルライフといっても

古すぎるガス管からガス洩れとは困ります・・・。
家のガス管は大変古く(30年以上)どうも壁の中の見えない場所で亀裂が入ったらしい。
見える場所には損傷がないのだが、ガスやさんの持ってきた感知器が洩れを感知しているのだ。
実は2年前にも 同じ事がありその際は応急処置で管にシリコンのようなものを流してとりあえず損傷部分を保護し、洩れを食い止めた。
しかし2度目とあって今回、新たにガス管を設置する工事を行う事になった。よって工事完了まで家で風呂に入れず、 皿洗いも極冷えの水。
悲しい・・。
料理はカセットコンロと電磁調理器でなんとかなるのだが。
後片付けが嫌だ・・。
古い物件を手入れしながら大事に暮らしていくという思想は、私の提唱するシンプルライフに合ってはいるが、やはりコルビュジェの言うとおり
『住宅は住む為の機械』なのだ。

外装はきちんと手入れすれば持つけど中のものは少しずつ修繕&改装しないとね。賃貸暮らしに終止符を打つ日は近いかもしれない・・・・!?








2003年3月7日(日)よいマネキンって?

マネキンていってもあの、服売場の入口でポーズ決めてる10等身のあれではありません。
化粧品カウンターで接客する販売員のこと。
イメージ的には厚化粧で、やたらたくさんの商品をカウンターに並べてこれは限定品ですうとか言って客にすぐに購買を薦める人種だと思っていた。
先日私は小田急藤沢店の某化粧品カウンターでファンデーションを買おうと思い、近くにいた販売員に声をかけた。
クリーム状でパクトに収まってるタイプのものが希望である事を伝えると、『初めてお使いになられるのでしょうか?』と聞かれたので、はいと答えるとサンプルカウンターに座ってデモンストレーションをされることになった。
ここまでは他のブランドでもよくある光景であった。
そのあと全部メイクオフして初めからファンデを塗るか、時間がなければ部分的に左側だけに塗るかの選択肢があったが時間があったので全部塗り直す方でお願いした。
アイメイク、ベースメイクをオフ後マッサージしながら化粧水&美容液を塗ってくれた。
そして日焼け止めを塗ってる所で他のお客さんがカウンターで待っていた為に『大変、恐縮ですがお待ちいただけますでしょうか・・・』と申し訳無さそうに彼女は言った。別にタダでやってもらってることだし,自分でファンデ塗っても構わないのだ。
そう思って自分でちょこちょこ手に塗りながら色選びをしてるところ、そのマネキンさんが戻ってきて『すみません!今戻りました。
それでは塗らせていただきます』と丁寧にファンデをのばし肌に叩き込んでいた。なるほどー、のばした後に別のクッションスポンジでたたくと均一になるのか~とプロの技に感心しながら(こういうデモやってもらうとベースクリームとかメイク落としとか他の商品もいろいろ薦めるんだよね~。
薦められても今日はファンデしか買わないって決めたもんね!)と考えてる間にメイクは終了。
仕上がりはカバー力があり赤みのあった頬がすっかりつやつやの白肌になっていた。
眉&リップもきれいに描いてくれて大満足の私は『この色私にぴったりですね。ケースにセットしてもらえますか。』と申し込んだ所、『??はい・・え?』とマネキンさんは不思議そうにした。
(あれ?もしかしてセットするなんて自分でやれってかんじ??)と戸惑ったが『もうお買い上げになって宜しいのでょうか?』となんだか当たり前のことをまたも申し訳無さそうに聞いてきた。
他の商品はおろか、お客さんが目当ての商品であってもデモで試されて後日本当に気に入ったら買っていただくというスタンスだったのだ。
しかしこの商品は口コミで評判の高い人気ファンデである。
20分以上もヒトリの客に時間をかけてデモまでして(眉のメイクもして)”塗った後お肌の調子や崩れ具合を判断していただく”という『客の立場』で考えた販売の仕方に私は正直驚いた。
キャッチセールスやアポセールスの悪徳商法がはびこってる世の中であるというのに、謙虚で優しい『お客さんの立場で考える』販売に心打たれたのであった・・・。
裏を返せば「商品に自信があるからきっと買いに来る」ということなのかもしれないが。








2003年6月19日(水)悲しいときぃー!(・・・古)
かなしいときぃー。
フェラーリが近所の月極駐車場に停まっていたのを見てしまったときぃー。
このニュアンスは車第一主義の日本人にはわかりづらいでしょうか。
説明するまでもなく、『フェラーリのような高級車』が 『自宅に駐車場もないようなアパートや狭小住宅』に住んでる人が乗っているということ。
これは発見した私にとって『悲しい・・』ことであり、フェラーリにとっても『雨ざらしで尚且つ、無鋪装(砂利)の場所に停められている』ことが『悲しい(可哀想)・・・・』ということである。
自分のライフスタイルに見合った家と車を持ってる人の方が私は好き。
だって我家は国産セダンだもんね。








2003年5月9日(金)シンプルライフ3

山崎えり子さんという人が書いてる『節約生活のススメ』と『工夫生活のススメ』。後者はまだ未読だが前者を先日読んだ。
タイトルからして貧乏くさいのかなーと思ったけど、結局結論は他のシンプルライフ実践者の方と同じで『高品質で高価モノを少なく所有する』『外食より手作り』などに共感。
しかし静岡在住とはいえ彼女の家の近所の食材物価は安すぎるのではないんか?と疑問も抱いた。
野菜は現在畑で自給自足なので食費が月に9000円しかかからないらしい。
その前でも夫婦2人で18.000円とは・・・。
朝・昼・夜全部自炊で4,5品くらいはおかずがあるのに恐れ入った。
なんとか近付けるようにしたい。

※2005年11月にこの著書は詐欺容疑で逮捕されました。
↑うるるん★の感は当たったかも?!








5月7日(水)シンプルライフ2

以前ここで書いた『フランス人の贅沢な節約生活』の佐藤絵子さんよりだいぶ前からこの手のライフスタイル提案する人はたくさんいた。
なかでも大原照子さんの『少ないもので豊かに暮らす』や木村礼子さんの『シンプル・リッチ』は読む価値ありなので図書館で借りた。(買わない)
要するに、『簡素』でいながら『心は豊かに』なる”モノ”との付き合い方を考えようというコンセプトに共感したのだ。
一生使えるもの、こだわりの素材などは妥協せずに『イイモノ(良質で高価)』を選び抜いて『ひとつかふたつまで』と少数のみ所有することで収納が沢山なくてもすっきりとしたインテリアで暮らすことが出来きるのだ。
モノは少なくてもイイモノであれば心は豊か。
環境にもお財布にも優しい。家には『お気に入り』しかないので家中どこを見ても満足。そんな暮らしを推奨したい。










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