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2005.12.25
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まだまだ続く大雪注意報です~。
今日はいい天気になりましたけど、もちろん家の周りの雪が溶けることはないのですよね。

この映画は、フランスでは記録的な大ヒットになったそうだね。

☆コーラス☆(2004)
クリストフ・バラティエ監督

ジェラール・ジュニョ・・・・・・・・・・・・・・・クレマン・マチュー
フランソワ・ベルレアン・・・・・・・・・・・・・・ラシャン(校長)
ジャン=パティスト・モニエ・・・・・・・・・・・・ピエール・モランジュ(少年時代)
ジャック・ペラン・・・・・・・・・・・・・・・・・ピエール・モランジュ
マリー・ブネル・・・・・・・・・・・・・・・・・・ヴィオレット・モランジュ
マクサンス・ベラン・・・・・・・・・・・・・・・・ペピノ

コーラス メモリアル・エディション

ストーリー
1949年。音楽教師のマチューは、"池の底"という名の寄宿学校に赴任した。この学校は、親をなくした子供や素行の問題で親元を離れた子供たちが、集団生活を行なう場所だった。やがてマチューは、子供たちに本来の純粋さを取り戻してもらおうと、合唱団を結成する。最初は面白半分だった子供たちも、徐々に歌うことの楽しさに目覚めていく。そんなある日、マチューは美しい歌声を耳にする。誰もいない教室で歌っていたのは、学校一の問題児、ピエールだった…。
歌うことの楽しさに目覚めていく生徒たちと、そんな彼らを導く音楽教師の絆を描いた、心温まる人間ドラマ。

~~~~~~~~~~~~~~~

公開時日本でも、結構話題になったように記憶しているので、ちょっと気になっていた。
澄んだ歌声のジャン=パティスト・モニエ。
又劇中の合唱を担当したサン・マルク少年少女合唱団も話題になったよね。

このジャン=バティスト・モニエは、声の美しさも又繊細な顔立ちもこの役にピッタリだったかもしれない。
私的にはちょっと線が細すぎるという感じだったが(笑)
でも母親に対する屈折した想いなど、うまく演じていたと思う。

かわいかったのは、やっぱりペピノだよね。
味噌っかすで、一番小さいペピノはマチューが合唱を教える時には、助手になっている。
ちょこんと教卓に座っている彼はかわいい~♪
そして毎週父親が迎えにくるのを門の所で待っているペピノ。
それがラストに関係していくというのも、心温まる。

~~~~~~~~~~~

「やられたらやり返せ」というをモットーにしている校長以下教師達。
大人が子供に対してそういう態度をとらなくてはならないというのも、普通の教育的映画では見られないだろう。
たぶん、日本ではこういう話にはならないんじゃないかな~。
体罰でやり返す学校だったとしたら、そこに赴任してきた教師はそれに反抗して校長と戦うとかね・・・・(熱血教師の出てくるドラマはもう古いかな?)

この映画は、教師も人間なんだと。
校長は世間的に認められる事のために仕事をしているし、そこに勤める職員達も、仕事の一つだと。
ただ自分が出来る範囲の抵抗をするのだが。
マチューは自分のできること、子供達に歌を教える事で抵抗する。
抵抗というよりも、彼は子供達に自分の夢をかけているのだろう。
慈善で行っているわけでなく「オチこぼれの音楽家」と言われようとも音楽の道を捨てたくないという思いがあるのだろう。
人間臭い(ピエールの母親に対する恋愛感情)なども盛り込み、このマチューの人柄がいいんだよね。

そんな彼にも救えない子供も居る。
これもまた淡々と見せているね~。
その子を救えなかったという事よりも、こういう子供も居たしその子によってこんな事件も起きたと見せるのだ。

やっぱりフランス映画らしい運び方なのかな~なんて思いながら見ていた。

小粒ながら美しい歌声を堪能できる作品だ。









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最終更新日  2005.12.25 20:22:30
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