しろちょこ日記

しろちょこ日記

口唇裂



昔なら「みつくち」とか
ウサギの唇って書いて兎唇(としん)と読んだそうです。
唇が裂けた状態で生まれちゃう病気?なんですが
うちの長男きゅう太もその一人でした。

きゅう太は皮膚がつながっていたから
本当に裂けてしまっている子に比べたら
ミルクも母乳も飲めたから幸せな方かな。
でも、親の気持ち的にはどん底でした。

切迫流産 切迫早産 を乗り越えて何ヶ月も入院に耐えて
やっと恵まれた子どもに
こんなことって・・・・

泣いたよ~いっぱいね。病院の個室できゅう太を抱きながら。
もちろん 誰もいないときに。

なにも、知らされていなかったけど
産婦人科のドクターはエコーで分かっていたみたいです。
私には何にも言わなかったけど
エコーで赤ちゃんの顔の周りを何回も確認して
「よし大丈夫」
なんて言ってたのを覚えています。

その時は子どもの成長を確認しているだけだと思っていたのですが
本当は半分疑っていたんでしょうね。
奇形の鼻や口をなんとなく見つけたけれど
実際に裂けてはいるのかをエコーで確認していたのでしょう。

右に大きく開いている鼻はかわいい赤ちゃんって呼べない顔でした。
写真を撮るときも左から撮ってなるべく右を取らないようにしていた。

きゅう太よりひどく裂けて生まれた子 いろんな奇形を持って生まれた子
たくさんいるのは分かっています。
でも、この時の気持ちはどん底
旦那にも分からない
死にたい気持ちでした。


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