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ようやく出演した 児玉さん
今朝のNHK 『 ニュース ふかよみ 』に児玉龍彦( 東京大学先端科学技術研究センター教授 ・東京大学アイソトープ総合センター長)が出た。ご覧になっただろうか。彼は2011年7月27日 の衆議院厚生労働委員会で「放射線の健康への影響」について参考人説明をした。 http://www.youtube.com/watch?v=O9sTLQSZfwo&feature=player_embedded
僕の知る限りでは、この参考人説明の記事や報道はNHKはもとより全国紙の新聞で一切取り上げられてこなかった。今朝の登場が初めてだと思う。ただ、今回の『ふかよみ』は汚染された瓦礫等の処理についてだったので、参考人として述べた放射線の健康への影響についてはほとんど触れていなかったのは残念だ。
彼の説明を観るまで低線量の体への影響は少なく、DNAが破壊されても修復する能力があるから心配することは殆どないという意見に安心していた。だがどうも、そうでないようだ。まだご覧になっていないなら是非観ていただきたい。
彼の発言をかいつまんで言うと、これまでの疫学的に20年かかって解明されてきた低線量の放射線の健康への影響は、ゲノム科学の段階では、そんな時間を掛けずに遺伝子レベルの解析を通してシミュレーションして予測できる。今、大切なのは何が正しいという医学論争ではなく、危険に曝されている乳幼児や妊産婦のために政治家、科学者、企業が総力を挙げて、一刻も早く放射性物質の除染をすることだ。
これまでもマスメディアは、原発事故はどれほど危機的状況にあるか、放射性物質の汚染はどの程度、どこまで広がっているのか、放射線の健康への影響はどのくらいか等々にについて、一部の情報しか取り上げてこなかったように思う。
たとえば健康に関して言えば、ここ福島県の健康アドバイザーである山下俊一氏などはNHKにも出て、地元紙にも何度も登場している。各地を講演して歩いて100ミリシーベルトまで心配ない言いきってきた。 http://www.youtube.com/watch?v=j52u5bEMC-Y&feature=related や http://www.youtube.com/watch?v=Tj3oiukC8HA&feature=related 児玉氏と山下氏を比較して聞いてみると、危機感があまりに違うことがお分かりいただけると思う。
実は、こうした真実一路の勇気ある専門家は児玉氏だけでない。これを機会に、そんな専門家を紹介していきたい。
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