積んどく? 読んどく?

PR

Profile

shiba_moto

shiba_moto

Calendar

Favorite Blog

うたたね通信社 ~… 山村まひろさん
Hard-boiled or soft… クロフネ9627さん
片手に吊革・片手に… もりのゆきさん
yanyanの日記 ya226さん
あたまのなか 三日ぼうず3さん

Comments

shiba_moto @ Re:???(05/08) 通りすがりさん >氷室さんは永眠なされ…
通りすがり@ ??? 氷室さんは永眠なされてます。
shiba_moto @ Re[1]:野村美月 『“文学少女”と死にたがりの道化』(06/14) Neko月さん、こんにちは。コメントありが…
Neko月@ Re:野村美月 『“文学少女”と死にたがりの道化』(06/14) 深い。 面白い。 はまる。 読む。 サ…
shiba_moto @ Re[1]:土橋真二郎 『ツァラトゥストラへの階段3』(09/12) しばたさんへ コメントありがとうござい…
2004.10.11
XML
カテゴリ: 感想
 矢作俊彦さんの『ららら科學の子』を読了。人によってさまざまなとらえ方ができる小説だと思いました。

 あらすじを簡単に。大学紛争の際に殺人未遂で指名手配になった若者が、中国へ渡り山里でひっそりと暮らす。30年たって彼は蛇頭の船で日本へ帰ってきた。生まれ育った街は30年の間に大きく変貌していた。彼は妹を探し出そうとする・・・

 一種の浦島太郎的な物語。浦島太郎はどうだったか覚えていませんが、少なくとも彼には自分が大切にしなければならない人がいた。それが、最終的には彼を奮い立たせる行動力の源になっています。帰国時の頼りなさげな感じは、再び中国へ渡るときには全くなくなってしまいました。

 読みながら、「最後は成長した妹と会ってハッピーエンド」というのを予想していました。電話での会話だけでなく、そんなシーンも見たかったです。予定調和的かもしれないけれど。

 なんだかうまくまとまりません。もっと年配の、彼と同世代の方が読んだらまた違ったとらえ方ができることでしょう。
ららら科學の子 ( 著者: 矢作俊彦 | 出版社: 文藝春秋 )

 ちなみに、カバーをめくると表紙一面に中国語版の鉄腕アトムのマンガが描かれていて、その一部がくりぬかれたカバーの穴から見えるようになっています。図書館ではわかりませんでした。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2004.10.12 03:10:42
コメント(2) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: