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Neko月@ Re:野村美月 『“文学少女”と死にたがりの道化』(06/14) 深い。 面白い。 はまる。 読む。 サ…
shiba_moto @ Re[1]:土橋真二郎 『ツァラトゥストラへの階段3』(09/12) しばたさんへ コメントありがとうござい…
2005.08.15
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カテゴリ: 感想
 橋本紡さんの『 毛布おばけと金曜日の階段 』を読了。

 父は交通事故で亡くなり、母はそのショックで心が壊れてしまった。そして、美人で明朗快活、品行方正なお嬢さんだった大学生の姉は、父が亡くなった金曜日になると階段で「毛布おばけ」になってしまう。姉のさくらとその彼氏の和人、そして未明の3人で催される金曜日の階段の踊り場でのお茶会。未明にとって、それは「家族」を感じることができる瞬間だった・・・

 やさしい気持ちになれる短編集。「みちのながてをくりたたね」「花火の下、きみの微笑みを」「缶コーヒーの行方」の3編が収録されています。それぞれに未明から真琴(同性)、さくらと和人、未明と都築(和人の友人)の恋が中心として描かれているのですが、この恋の行方はあくまで添え物。揺れ動き迷う未明や和人が心を癒し、家族としての温かみを感じることができる金曜日のお茶会と3人の関係こそが主題だと思いました。それぞれに事情を抱える3人の強さと脆さがよく出ています。
 また、高校生である未明と和人の描写がリアルで、共感できるところが多々ありました。『 半分の月がのぼる空 』でもそうですが、こういった年頃の人物描写が本当にうまいですね。
 続編を期待したいところなのですが・・・もう書かないのかな。新作の『 猫泥棒と木曜日のキッチン 』は同じ七曜日シリーズでも続編とは違うみたいだし。


毛布おばけと金曜日の階段





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Last updated  2005.08.16 12:42:45
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