積んどく? 読んどく?

PR

Profile

shiba_moto

shiba_moto

Calendar

Favorite Blog

うたたね通信社 ~… 山村まひろさん
Hard-boiled or soft… クロフネ9627さん
片手に吊革・片手に… もりのゆきさん
yanyanの日記 ya226さん
あたまのなか 三日ぼうず3さん

Comments

shiba_moto @ Re:???(05/08) 通りすがりさん >氷室さんは永眠なされ…
通りすがり@ ??? 氷室さんは永眠なされてます。
shiba_moto @ Re[1]:野村美月 『“文学少女”と死にたがりの道化』(06/14) Neko月さん、こんにちは。コメントありが…
Neko月@ Re:野村美月 『“文学少女”と死にたがりの道化』(06/14) 深い。 面白い。 はまる。 読む。 サ…
shiba_moto @ Re[1]:土橋真二郎 『ツァラトゥストラへの階段3』(09/12) しばたさんへ コメントありがとうござい…
2006.04.23
XML
カテゴリ: 感想
 「あるべき物を、あるべき場所に」これが怪盗グリフィンの信条。彼の元に届いた1通の手紙、それは「怪盗グランプリ」への招待状だった。届かなかったかのように装って送り返したグリフィンだったが、この後に依頼されたゴッホの絵のすり替えを引き受けた彼はとんでもない陰謀に巻き込まれていく・・・

 綾辻行人さんの『 びっくり館の殺人 』とともにミステリーランドの第9回配本となった法月さんの新作『 怪盗グリフィン、絶体絶命 』は、なんと非探偵法月もの。しかも舞台は海外。これをはじめて聞いたときには、綾辻さんが「館シリーズ」だと聞いていたので逆に驚きました。
怪盗グリフィン、絶体絶命  さて、3部構成になった本作は、徐々に緊迫感が高まっていく怪盗もの。真実はわかりやすく語られていて、子供向けのミステリとしては極めて正統派というような雰囲気を感じたのですが、それでいて伏線は縦横無尽に張り巡らされ、しかも二転三転のどんでん返し、「かつて子どもだった」大人でも満足できる楽しい作品です。特に「第3部 大統領官邸」はそれらのすべてが集約されていて、かなり読み応えがあります。
 かつて『 頼子のために 』でハードボイルド色を加えてターニングポイントとした法月さんですが、本作もまた新たな方向性を示すものとなるのかもしれません。
2006年4月23日読了






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2006.04.24 09:41:56
コメント(2) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: