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2007.03.30
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カテゴリ: 感想


 「起爆剤としてのミステリー」を合言葉とする若者向けミステリシリーズ「 理論社ミステリーYA! 」の第1弾です。
 どうしてもこのシリーズのことを考えると、同傾向のシリーズである講談社「 ミステリーランド 」と比較してしまいます。あちらの合言葉は「かつて子どもだったあなたと少年少女のための」であり、僕自身3冊ほど読んだけれど、大人も子どもも楽しめる作品になっています。むしろ大人よりかと思わせるものもあるけれど、『小学5・6年生が「友達にすすめたい本」として選ぶ《うつのみやこども賞》4年連続受賞!!』とHPに書いてあるので大丈夫でしょう。きっと、「YA!」も似たようなところを狙っているでしょう。

 さて、肝心の『王国は星空の下』ですが、大人の目から見るといささか期待はずれでした。僕の中では篠田真由美=本格ミステリ作家、というイメージがあり、もっとバリバリの機械トリックとか出てくること想像していたのですが、学園内探検と殺人鬼との対決で終わってしまい拍子抜けでした、篠田さんがこういう作品を書くとは予想していなかったのです。
 たとえイメージと違っていても、こういう作品ならドキドキ、ワクワクさせてくれればいいのですが、正直なところそういった興奮にも乏しく、僕としてはただストーリーを追うだけというか・・・
 もともとこの作品は、サブタイトルとして「北斗学園七不思議1」とつけられているようにシリーズ化を前提として書かれているようです。それだけに第1巻として人物や状況の説明にある程度の分量を割く必要があり、結果として楽しく読み進めることを阻害している気がします。
 また、クライマックスで視点が変わるのはどうしたものかと。

 ただし、これらはあくまで大人としての感想です。「YA!」の対象年齢の子どもが読んだらどんな感想を持つのでしょうか。案外好評なのかもしれませんね。
 とりあえず、第2巻で七不思議がどうやって解明されていくのか、ちょっと楽しみにしています。あの旧図書館がどうなるのかも気になるし。
2007年3月29日読了





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Last updated  2007.03.30 23:31:05
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