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通りすがり@ ??? 氷室さんは永眠なされてます。
shiba_moto @ Re[1]:野村美月 『“文学少女”と死にたがりの道化』(06/14) Neko月さん、こんにちは。コメントありが…
Neko月@ Re:野村美月 『“文学少女”と死にたがりの道化』(06/14) 深い。 面白い。 はまる。 読む。 サ…
shiba_moto @ Re[1]:土橋真二郎 『ツァラトゥストラへの階段3』(09/12) しばたさんへ コメントありがとうござい…
2008.05.08
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カテゴリ: 感想
 帰省し、クラス会に出席していた夏休み。東京に戻った拓を待っていたのは、部屋で泥酔して眠る津村知沙だった。一方里伽子の前には、父親の再婚相手である美香の妊娠という問題が立ちはだかっていた・・・

 『 海がきこえる 』のラストであるクラス会以降の、東京での拓と里伽子の物語。
 まったくの続編なのですが、今回は父親の再婚問題を乗りこえていく過程で、里伽子と拓が互いに信頼し合い、その距離を近づけていきます。
 やっぱり里伽子はわがままで、腹立たしいような部分も多々あるのですが、そういうところを含めて受け止めることのできるに、男としての器の大きさを感じます。『 海がきこえる 』のときはもう少し子どもっぽかったですから、やはり彼も東京に出て成長したのでしょう。正論を言われていることを理解しながら、里伽子のために安西に言い返すあたり。

 また、離婚・再婚、不倫、流産というようなドロドロになりがちな話でもさっぱり爽やかに書くあたり、氷室さんのテクニックなのでしょうか。登場人物の成長に合わせたわけではないでしょうが、読者の年齢も少し高くしたようにみえます。あるいは、2冊の刊行のブランクを考慮したのかも。(『海がきこえる』は月刊誌「アニメージュ」1990年2月号~1992年1月号連載、『アイがあるから』は1995年5月単行本書き下ろし)
 願わくば、氷室さんがまた筆を取り、続編を書いてもらえれば・・・

関連作:『 海がきこえる
2008年5月3日読了(再読)





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Last updated  2008.05.08 17:24:10
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