26歳、借金1億・・キッカケ



   東京という、大都会で、会社の仲間という狭い空間でしか
   生きていく事を選択できない。。
   日々何かを探して、ワクワクしたい!!
   もっとたくさんの仲間がほしい!と
   日々そんなことを思っていた
   九州出身だった彼(現主人)が、駅前で
   そんな思いをビラにして配った事から
   始まったサークル。

   私の思いも含め、リニューアル。
   自分のワクを取り払い、
   大きくはばたいていくキッカケを!
   たくさんの人との出会いと、
   人生の楽しさを!というコンセプトで

   とにかく、思いっきり遊んだり、
   語ったりするというマジメなサークル活動を開催。

   登録会員数3500名を越す巨大サークルになる。

   サークルの大きさと比例するように、その当時流行だった(?)
   ベンチャーやら、金融屋やら、なにやらのお誘いがかかる。
   「人=金」という図式。
   あなたのサークルは3000人以上いるから
   いくらになりますよ~~・・的発想。
   ボランティアでサークルをしていた私には
   キツかった。

   今思えば、少しくらいメンバーにとって
   良いものは取り入れても良かったのか?
   とも思うけれど、当時は純粋さに磨きが
   かかっていたので、商売ごとはかたくなに拒否!!

   だけど、私も人の子(?)
   こんなのどう?
   あんなのどう?
   あまりにいろんな話をしているうちに
   徐々にその気になり
   そして・・・


   あまりに人数が多くなってくると
   なかなかみんなで入れるお店もなく・・
   だったら、みんなのためのお店があっても
   いいじゃない!

   と、店舗経営を遂行。

   某有名繁華街のビルの一フロアを
   娯楽スペースとして立ち上げる工事を開始。

   あとは、電気関係を入れるだけ、のそのときに
   突然の電話・・・


   ビルオーナーが破産し、
   ビルを手放した。(事後報告)
   オーナーが変わるので条件や色々
   変わる可能性があります・・・・・・・・・・・



   そして、、、有無を言わさず追い出された。

   1週間で撤去。
   今思えば、抵抗の余地はあっただろうに。
   妙に素直に言う事を聞いてしまった。

   若かった。。。

   その際コンサルタントと呼ばれる人が
   立ち上げのプロデュースをしてくれており

   支払った額、コンサル料、コーディネイト料として
   約2000万ほど。
   請求額は3600万ほどだったが
   下げてくれた。

   何もできあがってなくても支払うものなんだ。
   そのときは、そういわれ、そういうものと
   思っていた。支払える範囲の額でよかった。
   そう思っていた。


   いい経験をした。

   26歳にして借金約1億円を夫婦で背負い込む
   頓挫と同時に、周りにむらがっていた
   投資家、出資家、助言者、、、すべての人たちが
   あっと言う間に消えていった。

   突然ふってわいた、お助け話や、サポーターでは
   どんなに魅力的な構想でも、それが実際に実現して
   ビジネスにならない話には、その後の助けも、仕事の話もこないと
   身を持って知った。

   本当の人脈ってなんだろう。
   呆然とした夜もあった。

手元にあったお金はすべて
   支払や残ったままだった
   内装費の追加請求など
   あっという間に消え
   支払えないものも出て銀行は助けてくれず
   さらに消費者金融より
   無謀な追加融資。約1000万円。
   年利21%。

   なんだかんだを積重ねて   
   返済総額は約200万円。
   サラリーマンでは絶対に返済不可能。

  そのすぐのち、私達は結婚を決意。


   こんな大変な時に結婚するなんて!
   そう、周りの友人達は言った。

   そんな借金がある人、危ないから
   やめなさい!と友人達は止めた。


 でも、私達にとっての借金は・・・
 事業を経営する、という事に対して
 本気になる「キッカケ」に過ぎなかった。


 これからが、本気でやっていくときでしょう。
 そう誓った26歳の冬だった。


  そして、、この件をキッカケに、
  のちに主人は、成功報酬型のコンサルを
  するようになった。


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