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北海道・北東北激走64時間Part1

"北海道・北東北激走64時間"
《Part1》

お盆に見た有り得ない夢がきっかけで、急遽北海道行きを決意した私。妻の勤務の関係で8月26日から28日の2泊3日しか時間が取れずに『鉄道&クルマを使った3,200Km』を64時間で往復するという荒業に…
その道中記です。


789系特急スーパー白鳥 八戸駅で"はやて1号"から12分の接続で乗り継いだ"特急スーパー白鳥1号"函館行き。
789系のボディロゴ スーパー白鳥はJR北海道の789系特急電車を使用…先頭部に使われた萌黄色は"北の大地へ向かわれるお客様をお迎えに来た車両"である事を強調。
乗車口横のデザインは津軽海峡を超える列車である事を意図したものだとか。
789系先頭車の展望窓 ロマンスカーよろしく1段高いところにある運転台の下は貫通扉がありますが、そこは絶好の展望デッキ♪
しかも手動ながらワイパーも付いた本格派…なお、八戸発の下り列車は6号車(増結時は8号車)、函館発の上り列車では1号車で「青函トンネル突入の瞬間」を大迫力で楽しめますよ♪
東北新幹線は八戸から北へ… 現在、東北新幹線は八戸までですが、2010年度を目途に新青森への延伸工事が行われています。写真は八戸発車直後の工事風景ですが、沿線随所でこういった光景が繰り広げられています。
江差線の車窓風景 そして、53.85Km青函トンネルを潜って12時半頃2ヶ月ぶりの北海道へ…。お天気もよろしく(?)沿線は美しい海が広がります。
遠巻きに見える島のような影は「函館山」なんですよ♪
函館駅に到着
キハ183系特急北斗
列車は13時18分、函館駅に到着…
同じホームには札幌行きの特急北斗11号が待っていますが、私たちは改札の外へ。


今回利用したきっぷは『ふたりの北東北・函館フリーきっぷ』…そう、鉄道利用はここまで。
ここから先はレンタカーを。
オリックスレンタカーで新車キャンペーンが行われている、との事で、2006年登録のトヨタ・プリウスを指定しておきました♪


プリウス(前)
プリウス(後)
用意されていたのはまさしく7月に登録されたばかり、4,100Kmしか走っていない新車でした♪
しかも純正のHDDカーナビ・ETC・フォグランプ・寒冷地仕様まで付いた充実仕様(^^♪

これから48時間、函館~釧路の往復のパートナーとして活躍してくれます。
しかも2泊の宿舎としても(^^ゞ
道南の名峰、駒ケ岳 国道5号線を北上して約1時間、道の駅"YOU・遊・もり"で休憩…屋上のデッキからは道南の名峰『駒ケ岳』が姿を見せてくれました♪
有珠山は生きている 写真では良く見えないかもしれませんが、写真中央にうっすら見える煙は2001年に噴火した有珠山の西山火口からの噴煙なのです。
山の向こう側、洞爺湖温泉街に深刻な災害をもたらした噴火から5年。復興は進んでいるようですが、まだまだ工事箇所が多いのが実態のようでした。
白鳥大橋を走行中
白鳥大橋全景
道内屈指の工業都市・室蘭に架かる白鳥大橋を走行中…仙台以北最大の斜張橋でもある白鳥大橋、たもとの道の駅"みたら・室蘭"から全景を拝めます。
室蘭港の夕日 函館から3時間半、室蘭で日没となりました…。
18時32分頃の風景です。


すっかり暗くなったのと当初想定から1時間以上遅れての走行となったため、室蘭からは寄り道抜きの一気走行!
苫小牧で夕食を買い込み、三石の道の駅で休憩した以外は黙々と暴走…
比較的トラックの少ない天馬街道を選択、南十勝経由で釧路の手前の道の駅"しらぬか恋問"に到着したのは日付が変わった27日午前0時半のこと。
ここで車中泊としました。

アイドリングストップの機構を持ったプリウスは、車中泊であっても快適な車内空間を維持できます。カーテン代用で持参したバスタオルで目隠しし、眠りに…パニック障害で倒れて以来初めて入眠剤なしで寝たのは画期的でした(^^ゞ

7時間ほどの熟睡で起床。
先祖が眠る釧路市・北斗霊園へ…これが今回の旅の最大の目的です。
本当にお盆に見た夢のように先祖の墓が苔生しているのか、それが問題でした。
幸い、母方の祖父母の墓は苔生してはいなかったものの雑草が生え枯葉に覆い尽くされていたので、1時間掛けて徹底的に掃除。
ここ北斗霊園には私の母の墓、そして父方・母方双方の先祖の墓が揃っているので、すべてを回り供花・線香を上げて少し遅いお盆参り兼少し早いお彼岸参りとさせて貰いました。

きれいになった墓を見て、お盆来の夢による心の中のモヤモヤをスッキリさせることができました。きっとご先祖も喜んでくれていると思っています。

さてさて、 8月14日のまっさんの日記 で、墓地からの眺めを紹介されていたので私も負けじと…(^^ゞ
北斗霊園から釧路湿原を望む

墓地の背後には広大な釧路湿原が広がっているのが自慢なんですよ♪


この旅最大の目的を果たした私、今回は観光が目的ではない、と言い聞かせてすぐに釧路を後にしました。実質滞在3時間半^_^;


やはたのワンタンメン 釧路からクルマで30分、隣り街の白糠にある「やはた」というラーメン屋で昼食です。
ここの麺は自家製の極細縮れ麺!魚介系のスープとの相性が最高!
JR根室本線・白糠駅から歩いて5分です。
幕別温泉 白糠からさらに1時間半、帯広市の手前の幕別町にある幕別温泉・悠湯館で一湯を…ここは日本唯一の植物性モール泉、十勝川温泉と同じ湯が湧くんです。
少しヌルヌル感のあるお湯は、上がるとお肌がスベスベします。そして湯冷めを知らないほど体が温まる!

ただし当日の現地の気温…27℃(^^ゞ


帯広で"クランベリー"の喫茶で一服し、夕方18時半に函館へ向けて復路の旅へ。
往路は一般道を来たので、体の負担を考えて復路は高速道路を経由。
道東自動車道・夕張ICから道央自動車道・国縫ICまでを一気に南下…通常5,000円掛かるところをETC深夜割引で3,500円!!
ETCはオトクで便利ですね♪

そして初日最初の休憩を取った道の駅"YOU・遊・もり"に到着したのが日付けが変わった28日午前1時!本日の走行距離、616Km…初日からの合計は既に1,000Kmを超えていますが…(以下、略...
33時間で道南~道東を往復してきた事になります。
初日同様、プリウスが宿代わり。またも即就寝でした^_^;



ネタたっぷり最終日は【Part2に続きます】


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