大晦日の蕎麦


大晦日の蕎麦

年越しそばともいうけど、みんなも食べる?
来年もよい年であるようにって我が家では食べてる。


こんな風に蕎麦湯も食べてるけど、
なんで大晦日にそばを食べるようになったか。
みんな知ってた?


7つの由来があるんだって、さあ一緒に勉強しましょ。


1)運そば説
鎌倉時代、年末を越せない町民に「世直しそば」として
そば餅を振舞ったところ、その翌年から町人たちの運が
向いてきたから習慣になったという。


2)三陵(三角)縁起説
室町時代、関東三長者のひとりが無病息災を祝って
「世の中にめでたいものは蕎麦の実 花咲きみのり
みかどおさまる」と歌って食べたのが始まり。
※みかど‥‥蕎麦の実は三角なので「帝」に通じ、
三角は夫婦と子供の関係にたとえられ縁起がよい。


3)細く長くの形状説
家運を伸ばし、寿命を延ばし、身代を永続きさせたい
と縁起をかついだ。


4)切れやすいから説
そばは切れやすい。1年の苦労や厄災をきれいさっぱり
切り捨てようとした。だから残してはいけない。


5)そば効能説
そばによって体内を清浄にして新年を迎えるという話。
薬味のネギは清めはらう神官の禰宜に通ずるらしい。


6)捲土重来説
蕎麦は一晩雨に晒されても、翌朝日が射せばすぐ立ち直る
ことにあやかって「来年こそは」と食べる。


7)金運説
金箔を打つとき、打ち粉にそば粉を使うと金箔の裂け目を
防ぎ、裂け目ができても一か所に寄ってくっつく。また、
金銀細工師は飛び散った金銀の粉を集めるのにもそば粉を
使う。そばは金を集めるという縁起から。


≪参考文献≫柴田書店≪そば・うどん百味百題≫

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