肩甲難産


助産師蕎麦湯のドキュメント予測がつかない肩甲難産

初めてのレイちゃんの準夜勤の日
実はこんなことがあった
お産のあとの傷を手術室で縫った患者様を受け持ったんだ

通常お産のときにできた傷は分娩室で処置してる
手術室で傷を縫うことになったのには理由がある
それは・・

【肩甲難産】けんこうなんざん
赤ちゃんの頭が出たのに肩が骨盤の中にとどまっている状態

時間が経つほど赤ちゃんへの酸素の供給が減っていく
赤ちゃんの命が危ない

お産は順調に進行していた
そう頭が出るまでは・・・
頭が出てから体が出るまでに10分はかかった
赤ちゃんはお母さんから見て右を向いていた
肩が骨盤の中で完全にロックされている

こんなときは、その場にいるものがまず落ち着くことが大事
必ず産まれると信じよう
できるだけ多くの人を招集しよう

現場にいたら胸はドキドキ
足がすくんでたかも知れん・・

赤ちゃんはあごを引いて最小周囲で産道を通過する
肩をすくめた状態をイメージするとわかるかな
その状態に誘導することで骨盤を通過するはずだ

右手を入れて赤ちゃんの右肩を回そうとしたが無理
左手を入れて赤ちゃんの左肩から出そうとするけど手が入らない

こうなったら赤ちゃんが通る道を最大限に開く必要がある
会陰切開からさらに切開部分を広げた
このとき赤ちゃんの心拍はかなり弱くなってた
医師は左手を入れて赤ちゃんの左肩の娩出に成功
まもなく赤ちゃんは骨盤を通過できた
でも泣き声は・・
母に届く前にNICUで処置が始まった

反省と今後に備えて勉強会を開いた
主治医、応援医師、小児科医、助産師、看護師
医療スタッフの役割分担について考えた

<参考サイト>
http://homepage1.nifty.com/ones/theartofmidwiferyjapan.html

クリックするときホームに帰るとき クリックするとき次のページをみたいとき




© Rakuten Group, Inc.
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: