【Fu-10】Fuuten 楓天の写心に生れ!!

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2010.02.25

　　　先日だが、思わずな出会いからある方と知り合った。

ネットで見つけた話題集さんである。

　　　先日の私の写真で「立花通り」を気に入って頂き、そのご縁から氏の運営するブログで、私の写真を使ってもらえる様になったのだが。

　　　ご本人様とは電話でのお話だった。

　　　大変丁寧に、一つ、一つ、誠実な話し言葉・・・。

　　　少しの時間だったが、氏の話を伺いながら、私はこの写真のことをあらためて思い返していた。

　　　話が終わって、電話を切った後も考えていた。

　　　そう・・この写真は私の写心・・・。

　　　情けないが、私が写真に一生懸命だった理由を忘れていたと、氏から教えて頂いたのである。

　　　電話のあと、私はあわてて氏にメールをした。

　　　私が思い出した、氏によってあらためて教えられたこと。

　　　私の写真への想いである。

　　　以下は氏へ宛てたメールの抜粋。

　　　見返すとつたない文章だが、もう、二度と忘れない為に・・・。

　　・・・私は写真機に夢と希望を思います。

　　写真は未来の自分への贈り物と思っています。

　　だから写真機は過去へ戻れるタイムマシーンと思うのです。

　　高名なる写真家は未来も写すことが出来る人たちと思います。

　　高僧と呼ばれ、千里眼を持ち、人の世の夢と希望を悟す事と同じに、写真機で其れを写す

　　ことが出来るからと思います。

　　私は、写真機で何時か未来を見据えることが出来る憧れを感じて自分探しをしています。

　　窓際の写真機をカメラで写したあの写真ですが、撮影の仕事が終わり私が見た景色を写しました。

　　一日、私と写真機は、あそこのビルの一部屋で撮影をしていました。

　　あの写真は、写真機と私の気持ちが重なったようです。

　　・・・。

　　心を写す事。

　　写真であればできる事である。

　　心が写っていれば、その写心によって、何時でもその大切な瞬間(トキ)に戻ることができる。

　　遠く時間が過ぎ、体は老いても、写心によって、心に何回でもあふれる希望を詰めておく事ができる。

　　其れは自分にだけしか撮れない写真である。

　　写心は素晴らしい。

　　写心は決して大げさな難しいものではない。

　　ただ、シャッターで、はさみを使うようにチョキチョキと、見たものイコール、感じたものを切り撮っていく。

　　心と相談して。

　　心とお話して。

　　あっと思った時がシャッターチャンスだった。

　　撮り方は、古いマニュアルレンズが教えてくれる。

　　使い込まれた古いものが良い。

　　静かにゆっくりと自分の指でフォーカシングが出来るものが良い。

　　心と写真機がゆっくりとシンクロしてゆくのを感じることができるから・・・。

　　一枚一枚を、確かめながら撮り進めていく事ができるから。

　　・・また・・出かけようかねぇ・・・。

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