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2004年・新人王
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2004年・新人王レース
アメリカン・リーグ
◆◆◆◆ ◆◆◆◆ ◆◆◆◆ ◆◆◆◆ ◆◆◆◆ ◆◆◆◆
ついに2004年アメリカン・リーグの新人王争いに決着!
◆◆◆◆ ◆◆◆◆ ◆◆◆◆ ◆◆◆◆
新人王は
アスレチックスの
ボビー・クロスビー
!
ほとんどの打撃部門でリーグ新人トップとなったクロスビー。
彼が新人王に選ばれたことに異論はないが
下がり続けた打率はついに.240をきり、
史上最低打率の新人王になってしまった。
※過去2割5分未満で新人王になった打者は他に
1986年のホセ・カンセコ(アスレチックス)ただ一人しかいないが、
この時のカンセコは33本塁打117打点と文句なしの選出
が、オリオールズへ移籍したテハーダの穴をそれなりに埋め
ショートに完全に定着、
守備もうまく、トータル的に見れば新人王は、やはりクロスビーしかいない!
同僚の
マルコ・スクータロ
は
安打数こそクロスビーと拮抗したものの
他の部門では打率を除けばクロスビーを上まわることはなかった。
注目の31歳ルーキー、オリオールズの
デービッド・ニューハン
は
最後までハイアベレージをキープしたものの
シーズン中の規定打席到達は、ついにならなかった。
◆◆◆◆ ◆◆◆◆ ◆◆◆◆ ◆◆◆◆
投手陣では、
オリオールズの
ダニエル・カブレラ
が
新人最多の12勝。
しかし最後の登板で打ち込まれ、防御率は5点に・・・。
防御率4点台で新人王になったのは、両リーグ通じて
2002年のロッキーズ「ジェイソン・ジェニングス」のみ。
この時のジェニングスが16勝したことを考えると、
カブレラの受賞はやはり難しかった。
新人王投票で2位に食い込んだのは
ホワイトソックス・
高津臣吾
!
ブルージェイズの
ジェフ・フレイザー
に2つ差の19セーブをあげた!
安定感抜群の高津だが、
2000年の新人王、マリナーズ・佐々木の
新人記録「37セーブ」に比べると、やはりもの足りない。
次点もやむなしか・・。
◆◆◆◆ ◆◆◆◆ ◆◆◆◆ ◆◆◆◆
●打者●
表内の赤字は新人トップ
現地10月3日現在
選手名
チーム
守備
AB
H
R
HR
RBI
AVG
SB
生年
B・クロスビー
OAK
SS
545
130
70
22
64
.239
7
1980
M・スクータロ
OAK
2B
455
124
50
6
43
.273
0
1975
A・リオス
TOR
OF
426
122
55
1
28
.286
15
1981
D・ニューハン
BAL
3B
373
116
66
8
54
.311
11
1973
D・デジーサス
KAN
OF
363
104
55
7
39
.287
8
1979
●投手●
表内の赤字は新人トップ
現地10月3日現在
選手名
チーム
G
IP
W-L
SV
ERA
SO
生年
D・カブレラ
BAL
28
147.2
12
-8
1
5.00
76
1981
E・ベダード
BAL
27
137.1
6-10
0
4.59
121
1979
J・フレイザー
TOR
63
68.1
4-6
17
4.08
54
1977
S・タカツ
CHW
59
62.1
6-4
19
2.31
50
1968
◆◆◆◆ ◆◆◆◆ ◆◆◆◆ ◆◆◆◆ ◆◆◆◆ ◆◆◆◆
2004年・新人王レース
ナショナル・リーグ
◆◆◆◆ ◆◆◆◆ ◆◆◆◆ ◆◆◆◆ ◆◆◆◆ ◆◆◆◆
大混戦の2004年ナ・リーグ新人王が決定!!
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史上最高の団子状態となったナ・リーグの新人王争いを制したのは
本塁打・打点ともに2位以下との差を大きく広げた
パイレーツ
「ジェイソン・ベイ」
!
打率が最終盤で急降下したものの
そのインパクトはシーズン中盤から他を圧倒し
文句なしで、球団史上初、そしてカナダ人初の新人王受賞となった!
ロッキーズ
「アーロン・マイルズ」
は、
打率が3割を下回ってからも徐々に降下し続け
他選手とのアドバンテージもいつの間にかなくなっていた。
終盤までベイと激しい争いをしていたパドレスの
「ハリル・グリーン」
は、
結局DL入りしたまま今シーズンを終了・・・
結果的にこの離脱がひびいてしまった。
しかしチームの躍進を支えた打撃と守備は評価されていい!
本来なら大本命のはずのメッツ
「松井カズオ」
は
DLから復帰後、セカンドの守備で試合に出場、
しかしアピールしきれず、不完全燃焼でメジャー1年目を終えた。
◆◆◆◆ ◆◆◆◆ ◆◆◆◆ ◆◆◆◆
ついに新人王候補が現れなかった先発投手陣・・・だが
パドレス
「大塚晶則」
の働きは大きかった!
最後までチームがプレーオフ進出をかけて争えたのは
大塚から「ホフマン」への
リーグ最高のホットラインのおかげといって間違いない!
両リーグ最多のホールドを稼ぎ、中継ぎとしては高評価の3位に。
今やMLBきってのセットアッパーとなり
2年前のポスティング失敗のリベンジに成功した!
モントリオールの
「チャド・コーデロ」
は、
14セーブ、
ダイヤモンドバックスの
「グレッグ・アキーノ」
は16セーブ、
戦列に復帰したフィリーズの
「ライアン・マドソン」
は
中継ぎながら9勝をあげたが、
3名共にインパクトは薄かった・・・。
◆◆◆◆ ◆◆◆◆ ◆◆◆◆ ◆◆◆◆
●野手●
表内の赤字は新人トップ
現地10月3日現在
選手名
チーム
守備
AB
H
R
HR
RBI
AVG
SB
生年
A・マイルズ
COL
2B
522
153
75
6
47
.293
12
1976
K・グリーン
SDG
SS
484
132
66
15
65
.273
4
1979
C・トレイシー
ARI
3B
481
137
45
8
53
.285
2
1980
K・マツイ
NYM
SS
460
125
65
7
44
.272
14
1975
M・ホリディ
COL
OF
400
116
65
14
57
.290
3
1980
J・ベイ
PIT
OF
411
116
61
26
82
.282
4
1978
T・スレッジ
MON
OF
398
107
45
15
62
.269
3
1977
J・カスティーヨ
PIT
2B
368
93
40
6
36
.253
3
1981
S・ヘアーストン
ARI
2B
339
84
39
13
29
.248
3
1980
A・ラローチェ
ATL
1B
324
90
45
13
45
.278
0
1979
L・ゴンザレス
COL
3B
322
94
42
12
40
.292
1
1979
N・グリーン
ATL
2B
264
72
40
3
26
.273
1
1978
●投手●
表内の赤字は新人トップ
現地10月3日現在
選手名
チーム
G
IP
W-L
SV
ERA
SO
生年
C・コーデロ
MON
66
82.2
7-3
14
2.94
83
1982
A・オオツカ
SDG
73
77.1
7-2
2
1.75
87
1972
R・マドソン
PHI
52
77.0
9-3
1
2.34
55
1980
G・アキーノ
ARI
34
35.1
0-2
16
3.64
26
1980
◆◆◆◆
一度しかない新人王の栄冠・・・・
しかし本当に大事なのは2年目以降も活躍をし続けることである。
彼らの2年目にぜひ注目を!!
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