前兆期 | 不眠や不安、焦燥感、抑うつ症状が強まり、前兆症状を示す時期。顕在化しないこともある。 |
急性期 (陽性症状) |
幻覚妄想などにより問題行動を起こし、家族や周囲の人が異常に気づく時期。発病して1~2ヶ月から数ヶ月の期間を指し、薬物治療によりこの時期を短縮することが予後を改善するためにも重要。 |
休息期 (陰性症状) |
何もしたくない、何もできない無気力状態の時期。この時期は、急性期後の疲弊状態と考えられ、良好な回復のために十分な休息が必要となる。 |
回復期 | 本人の病状に応じた社会復帰の働きかけを行う時期。さまざまな社会復帰訓練プログラムを通じて、徐々に生活体験を広げていく。 |
慢性期 | 病気の期間が3~5年以上経ち、比較的病状は安定した時期。感情や意欲が乏しくなるといった陰性症状が特徴的となります。抑うつ状態が続くので、ゆっくり適応をはかることが必要となる。 |
荒廃期 | 人格の解体と精神の荒廃に至る。 |
2週間持効型 | エナント酸フルフェナジン |
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4週間持効型 | デカン酸ハロペリドール デカン酸フルフェナジン |