自分らしく生きて行けたら

自分らしく生きて行けたら

息子の一大事


 結局私が自宅に戻り、その後耳鼻科へ連れていった。案の定中耳炎だった。内服薬と点耳薬をもらい、お正月休みへ入った。

 私が帰ってくる前、甥と姪が水ぼうそうになっていたらしい。旦那の姉が、医療費が高くついたので、医療費無料のうちにやっておくといいと言ったと旦那が言う。水ぼうそうになった甥たちのそばに、息子もいたらしい。私とは余りにも考え方が違うこの旦那兄弟に嫌気がさした。医療費どうのの問題ではなく、1歳4ヶ月の子供にわざわざうつしてもらってまで、かかっておかなくてはいけない病気ではない。将来的に帯状疱疹にだってかかることになる。旦那に息子を預けておくとろくなことがないことがよく分かった。
 そして運が悪く、元旦、背中に湿疹が出てきた。水ぼうそうだ。急いで休日診療所へ行く。耳鼻科で飲んでいる薬があることも伝え診察を受けると、かなり老いた医師は「中耳炎はひどいの」と、聞いてくる。そんな程度まで分からない。結局塗り薬だけもらうことになった。息子の湿疹はどんどん悪化。旦那に塗り薬を塗ってと頼むが、ちゃんと塗らない。息子の肌は何とも痛々しかった。お正月休み明け、かかりつけの小児科へかかり、もう遅いかもしれないけどとゾビラックスの内服をもらう。この薬をもっと早く飲めていたら、息子はここまで苦しまなかったのに。休日診療所の医師の知識の無さと、旦那の甥たちへの接触、発病の時期の悪さ、中耳炎との併発、そして自分。いろんなことに腹が立った。
 息子の水ぼうそうの痕が顔や体に残った。一年で消えると言うことも聞いたが、4歳を過ぎた今でも残っている。




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