火はどこへいった。
激しい情熱も、鳴咽するせつなさも、一瞬のくすぶりのように
かききえて。
変わりに持ち合わせるのは無言の僻地。
愛もなにもかも知らなかったように
かぼそい小鳥の声が聞こえても私に響くことはなくなる。
それで私が手に入れるものは 超然とした自信と誇り。
燦然とするその輝きに魅せられて。
愛しいもの達がやってくる。
それに答え、導くために。
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