April showers bring May flowers*

2010年12月04日
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カテゴリ: 旅日記・お出掛け





旅の二日目。



この日は平日で、しかも、あいにくの雨だったのにもかかわらず、
結構沢山の人がお参りに来ていましたよ。



上の写真は二ノ鳥居。

大きな通りに立っている一ノ鳥居から10分ほど歩くと
この鳥居に辿り着きます。

この、木で出来た大きな鳥居を見て、
あぁ、ここが出雲大社なんだなぁ・・・と、しみじみ実感。


この先に、どんな参道が続いているんだろうと、
ドキドキワクワクしながら、鳥居をくぐりました。









二ノ鳥居を抜け、
木々に囲まれた長い坂を下りていくと

見えてくるのが、この三ノ鳥居。


木々に囲まれて、
ひっそりと立っていましたが、

いよいよ神様の住む
奥深くへと入っていく感じがして、

この鳥居をくぐるのにも
ちょっとドキドキしました。








鳥居をくぐると、

その先に見えたのは
松の木に囲まれた、まっすぐな参道。


この松の木、
写真で見ていただければ解るように
とっても大きく立派な木々なんです。

木々に両脇を守られて、
神様がいる地へと
まっすぐ導かれているようで

すごく清々しい
神聖な空気が漂っているような
そんな気がしました。







松の参道を抜けると、両脇に大きな銅像が。

まず、右側に、こちらの像。











「ムスビの御神像」。

以前の(2)の日記でも、お話しました通り、
この出雲大社の御祭神は、オオクニヌシノミコトこと、
大国主大神(オオクニヌシノオオカミ)。

「だいこくさま」と呼ばれている神様です。

この像は、大国主大神が、いのちの奥に潜む
「幸魂奇魂(さきみたま くしみたま)」の「おかげ」を戴いて、
神性を養われ「ムスビの大神」となられた時の像とのこと。


そして参道の左側にあったのが、こちら。








「御慈愛の御紳像」。

「因幡(いなば)の白兎」
のお話は有名ですよね。

あのお話で、白兎を助けたのが
ここに祀られている
大国主大神なのです。

この像は、そのお話を再現したもの。

白兎を助ける様子が
描かれています。


このうさぎさん、つぶらな瞳で、
大国主大神を見つめていて

何だかとても可愛らしかったです。








そして、この像の場所から、参道を振り返ってみると・・・











こんな感じ。

松の木に挟まれた真ん中の道を、
右側から左側へと歩いてきたのでした。

こうして客観視してみると、
すごいところを歩いてきたんだなぁなんて、改めて思ったりして。



銅像をしっかり見て、感じた後は、

いよいよ、松の参道の先へ。











その先にあるのは・・・

こちら、銅鳥居。


わ~い、ついにここまで来た~♪


わくわくしながら、
鳥居をくぐりました^^









銅鳥居を抜けてすぐ、正面に見えているのが・・・・











こちら、拝殿です。

この拝殿の脇の道を奥へ行くと本殿があり、
本当なら、そこに神様がいらっしゃるので、そちらにお参りをするのですが、

出雲大社は今、「平成の大遷宮」といって
60年に一度の大規模な本殿の改修工事中。

平成25年5月には新しい本殿が完成するそうですが、
それまで神様は、本殿からお引越しされ、
この拝殿を御仮殿として、仮住まいされているのです。

なので、今お参りをする方たちは、こちらの御仮殿に、お参りをします。

というわけで、私達も早速お参りをしました。


参拝する時、一般的な神社では「二礼二拍手一拝」ですが、
出雲大社では「二礼四拍手一拝」なんですよね。

なぜ四拍手なのかについては、
四回手を合わせるから「幸せ」に通じる、とも言われているし

もともと四拍手であったのを他の神社が二拍手にした、などとも言われているらしく
どれが正しいのかは、よく解っていないそうです。











この御仮殿の向かい側には、
銅製の神馬と神牛が祀ってあります。

この銅製の神馬のことを「かねおまさん」と呼び、
子宝を授かる安産の神様として知られているんだとか。
皆さん、鼻のあたりを撫でながら御祈願されるらしいですよ。

馬好きの私にはたまらない、賢そうな神馬さんでした^^
神牛さんのほうは、ほわんとした顔つきで、とっても可愛らしかったです^^



続いて向かったのは、神楽殿。











どっしりとした大きな建物が、とても素晴らしい神楽殿ですが、
こうして雨の中見ると、より迫力がある感じ。


わぁ、すごいなー・・・と、しばらく見入ってしまいました。












この神楽殿の巨大しめ縄は、とても有名ですよね。

長さ13メートル、太さ8メートル、重量5トンで日本一の大きさ。

日本では向かって右側が上位で尊いとされてきたため、
一般の神社では、しめ縄は右を「しめ始め」にするそうですが、
出雲では、この逆なんだとか。

理由は定かではないそうですが、
参拝の仕方とか、このしめ縄のしめ方とか、
出雲大社だけ他の神社とは違うことがいくつかあって、
やっぱりここだけは特別というか、別格といった感じがありますね。

そうそう、このしめ縄にお金を投げて、ささると御利益があるという噂があって
この日も、しめ縄に向かってお金を投げまくっている人が沢山いましたが

あれは罰当たりな行為なので、やめたほうがいいとのことですよ。
これから行かれる方も、どうぞご注意下さいね。






お参りした後、自分へのお土産として
「しあわせの鈴」を、お迎えしました^^

金色と銀色の鈴と4色の帯からなる
この鈴、ゆらゆら揺らすと
巫女さんが持っている鈴のような
とっても美しい音色が聴こえます^^

ちりんちりん、ではなく、
しゃららん♪って感じ^^

あまりに綺麗な音だったので
旦那さんも欲しがり、
結局ふたりしてお迎えしました^^

一番上の帯には、
「幸魂奇魂守給幸給」の文字。
(さきみたま くしみたま
 まもりたまえ さきはえたまえ)

これは神語と呼ばれるもので
大変尊い言葉なんだとか。
「ムスビの御神像」のお話と
繋がっている言葉ですね。




朝夕に打振る鈴の爽やかな音色に和して
「幸魂奇魂守給幸給」と一心に念じて「まこと」の生活を続けるなら、

大神さまから大きなご縁を授かり
明るく和やかな毎日を過ごすことが出来るといわれています^^

美しい鈴の音をききながら、この神語を唱えると、
何だかとても心地よく、気持ちがすっきりとするので、

今では気がついた時に、
しゃららん♪と鈴を鳴らしては神語を唱えています^^





本殿が改修中のため、
本殿周辺をじっくり見て回ることが出来なかったのは残念でしたが

でも60年に一度しかない、
神様のお引越しの時に行くことが出来て良かったのかも、と思ったり。
だって神様が御仮殿にいらっしゃるのって、今だけの期間限定なんですもんね^^

出来れば青空の下、参拝したかったですが、
でも雨の中見る出雲大社も、落ち着いた趣があって、とても素敵でした^^

次回は改修工事終了後、
新しい本殿に神様がいらっしゃる時に、
ご挨拶に行けたらいいな、なんて思っています^^





さて、出雲大社を出た後は、お目当てのお店へ直行♪

八百万の神が通るという、「神迎の道」沿いにある
老舗の蕎麦屋さん、「かねや」さんです^^

こちらで、美味しい出雲そばをいただきました^^










私が注文したのは、
三段の丸い漆器にそばを盛って出される、三色割子そば^^

ちなみに旦那さんは、5段のを注文しました^^


出雲そばは、そば粉を作る時、そばの実を皮ごと石臼で挽くため、
そばの色が濃く黒く、香りも強いのが特徴です。

普通、おそばって、そばをだし汁の器の中へ入れていただきますが、
出雲そばは、だし汁を、そばの器に直接注いでいただくんですよ。

まず一段目に、だしをかけていただき、食べ終わって残っただしは、
また次の段のおそばにかけて・・・という風にいただくのです。

このおそば、しっかりした歯ごたえで、
生卵やとろろとの相性も良く、とっても美味しかったです^^




お腹がいっぱいになって満足したら、移動開始♪

次は、パワースポットとしても有名な、
立派な大杉のある神社へと向かいます^^
















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Last updated  2010年12月04日 15時58分34秒
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