スイマー応援団の広場

スイマー応援団の広場

平泳ぎの基本:その1

平泳ぎの基本をチェックしよう!!


水を確実にとらえて、伸びやかにストローク!
リストマーク(指差し)基本動作をしっかりと理解し、効率の良い平泳ぎを

正しいキックで、推進力のある泳ぎを
リストマーク(指差し)上下の波に乗ったストロークとキックで、リズミカルに

<ポイント1>
エントリー
水を柔らかく押さえて、空気を水中に持ち込まない

 第一のポイントは、多くの水をつかみ、胸元に素早く引き寄せて推進力につなげていくこと。エントリーからリカバリーまでの腕の軌跡は、逆ハート形<アウト-イン-フロント>になります。エントリーでは両手をミッドライン(体の中心線:体軸)に向け、できるだけ空気を水中に持ち込まないようにしましょう。水を柔らかく押さえて、次のキャッチへと結び付けるのです。両腕を十分に前方へ伸ばしていくことが、効果的なエントリーになります。

さらにチェック! :他の3泳法と異なるのは、平泳ぎではリカバリーが水中、あるいは水上で行われ(ルールにより、ひじは常に水中にある)、エントリーの動作が短いこと。テクニックによって、エントリーがない場合もあります。

<ポイント2>
キャッチ
ひじを高い位置にキープし、水をしっかりとキャッチ

 エントリーした両腕を真っすぐに伸ばして、手のひらを外側に向けながら、水をしっかりとキャッチしてスピードを上げていきましょう。
 観音開きの窓を両手で左右に開いていくイメージです。頭と肩の角度が45度くらいになるまで両腕を外側へ広げていきましょう。

さらにチェック! :両手のひらに体が乗っていくイメージですが、両手が最も広角度に開いたところがキャッチになります。
 ここで大事なことは、やはりエルボーアップ。ひじを必ず高い位置にキープするように心がけて下さい。

<ポイント3>
スカーリングプル
エルボーアップをキープして、水を下方へ押していく

 水をキャッチした両腕の角度が120度くらいになったときにスカーリングプルが始まります。ひじを曲げてエルボーアップを意識し、水をしっかりと逃さないようにつかんでいくのです。エルボーアップからかき込むのですが、ひじを支点にして指先までを使い、水を下方へと押していくように意識して下さい。

さらにチェック! :ここで間違いやすいのは、大きな推進力を得ようとして、両腕を後方へ大きくかいてしまうこと。このようなフォームでは水の抵抗が大きくなってしまい、逆に推進力は減少してしまいます。
 手のひらは肩くらいまでのプルにとどめたいものです。

                  出典:スイミングマガジン平成15年11月号
                     別冊「TECHNICAL DIGEST」Vol.2
                  監修:東島新次(国際水泳連盟競泳委員)


© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: