所長サンの哲学的投資生活(西安不動産篇)

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May 26, 2011
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カテゴリ: 人生について

ぼくは「ゼロにできるひと」が好きだ。

つくったものを捨てるのって勇気のいることだけど、

捨てることができるひとは、また同じものをつくる自信があるんだ。

このときゼロにするパワーやマインドは、

あたらしいことに注がれるんだから素敵なことだよね。

あたらしいことをやれるひとが、今を白紙にできる力も持っている、

そうかんがえると、ぼくの周りを見たときに腑に落ちる。

退却、転進、突破、どれも潔くできるかたの思考は、

ベースがゼロなんだなあとおもう。

ちなみにこの思考の特徴は、マイナスという概念がないこと。

凹んだものすべてゼロとかんがえる。ようは何もなかったと。

マイナスをひきずることはよくないからね。

ゼロは気持ちがいい。

あたらしいことが何でもできる。

広告代理店時代、能力の出し惜しみはこっぴどく注意された。

すべて出し切って仕事をしろと。

たとえば今月必要以上に契約があがったら、

翌月に「保険」として確保したくなるもんです。

毎月コンスタントに契約をあげたほうが一見スマートにみえるから。

余力を残したほうが、急な仕事を頼まれても受けれるしね。

でもすべて出し尽くして、空っぽにしてしまえ、と教わった。

これ、今ならよく判りますね。

小さな成果を守るひとに、成長する機会は与えられないんだ。

失うことを恐れず、ゼロにしてしまうと、

もう次が始まっている。何かやらなきゃいけない。

新入社員にかぎらず、誰でもそうですね。

今を守るということは、新しい出会いから目をそむけること。

古いものを捨てないと、新しいものは入ってこないんだから。

中身の入れ替えもしないひとは、

器の大きさもたぶんそのまま変わらないんじゃないかな。

いちどゼロにして、空っぽにして、

こんどはどれくらい中身を詰められるかやってみる作業は、

とっても愉しいのにね。

いろんなモノが入ってきて出てゆくことを繰り返すと、

失うことが怖くなくなるし、

溜めこんで澱むほうが生理的に嫌になる。

ぼくは、動かないもの、変化しないものが嫌いで、

完成してしまうとじぶんで壊したくなってしまう。

そのプロセスのほうが好きで、終了に関心がないのだとおもう。

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最終更新日  May 26, 2011 01:46:24 AM


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