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2002年03月26日

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『赤ちゃんにはクラシックを聴かせろ』とかいうのが
私は嫌いだった。
なんかそこにはクラシックだけを崇拝する人の
マヌケなクラス意識が感じられてイヤだった。
モーツァルトだっていろいろあるし、
ましてや『クラシック！』なんて大きいくくりにして
『クラシックならなんでも赤ちゃんにいいんだ！』
…とかいうふうに思いこんだらどんなことになるか、
誰でも想像つくでしょう。

胎教という意味ではもちろん安らげるものがいいんだろう。
うんとちっちゃい赤ちゃんのうちも同じ。
そしてそろそろいろんな音楽を聴かせようという展開になった時…
ののが一歳くらいになった時からだ。
さあて、どんなものを聞かせるか。
聞かせるという考えがいけないかもしれない、
そうだ
いろんな音楽で楽しもうじゃないか。

もちろんクラシックはいい。
スーザのマーチもハワイアンもいい、
安室もB’zもクラプトンも
ビートルズもカーペンターズもいい、
津軽三味線も、しまじろうも、
EL&Pも、嘉門達夫も、グレゴリアンチャントも
そのほかどんなものでも

どんなジャンルでも境目なく聞けるようになったら
こんなに楽しいことはないじゃないか！

ちょっと心配なのは、
ウチは、ののの世代の親の中では
二人とも約10年、年が多くいってるということだ。
私がいくらまんべんなくと思っても
『ののちゃんの歌う歌、ババくさいんだもん』
『ののちゃんって、ふっるーい！』
とか言われるときがくるだろう。
その対策として
できるだけ今の歌も聴ける機会を努力して作ってきた。
はずだった。

しかし、やはりうちのニュートラルな音楽の位置は
このへんにあったのか、
ののの音楽部門の回路はこういうふうになっていた。

『うたをつくったからきいてね』

うたいはじめるのの。

…うっ！こ、これは…！！
見事に『ファ』『シ』抜きの日本のうた、
いやむしろこれは、

『股旅演歌』…！！

氷川きよしのこと、好きだなんて言ってたとこらへんから
アヤシいなって思ってたんだよ。

それが股旅演歌で「うはああ～～」って思うのはおいといて、

その歌を聴くとだね、
歌としてまとまっていて
かなりすごいと思うのでありますが。
おやばか。
ははあ…。

楽譜を載せましたので、♪おひまなーら、みてよね♪
　　　　　　　　（ああーっ、↑こういうふうだから
　　　　　　　　　　　ののがそんなふうに～～！）

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