アキハバラ的散財生活

「姫TV」

金曜日の夜は「姫TV」で明ける??


夜、帰るとTVがついていません。家内に聞くと面白い番組がないから...だそうで、ひたすらゲームに打ち込んでいます。

確かに金曜日の夜に面白い番組...といえば、「空耳アワー」のタモリ倶楽部ぐらいでしょうか?そこで、ふと、こんな番組があったことを思い出しました。

平成元年の冬に購入したPC9801でゲーム三昧という日々が続いていた頃のこと。なんとなくTVを付けていて、チャンネルはテレビ朝日でした。たぶん「タモリ倶楽部」を見ていてそのままだった、と思うのですが、「クイズ!タ~イム小学生」というかけ声が聞こえてきて、ふと画面を見るとぶかぶかのYシャツ1枚だけ羽織った女性が出てきて、司会者と挨拶。明石家さんまが好きな女性の格好といっている、まさにそれなのですが、衝立の向こう側に立つとおもむろにそのYシャツを脱ぎます。が、衝立があるので、カメラのある側の視聴者側からは見えません。

で、司会者が簡単にルール説明をします。要はタイムショックと同じ要領で1分間に12問の問題を出して5秒以内に答えられないときは、衝立になっている紙テープを1枚ずつ剥がしていくという趣向。当然間違ってばかりいると、産まれたままの姿を視聴者の前に晒してしまう、というわけですが、問題のレベルは小学生の教科書から採った内容。でも、どういうわけか答えられずに、ハダカを晒す挑戦者が多かったです。(ちなみに最後の紙は腰のところにかかっていて、これを剥ぎ取られるときには前を隠してもいいことになっています。いや、隠さないと司会者ごと「ボカシ」になってしまって、そのままラストを迎えてしまうからです。)

番組の名前は「姫TV」。当時の流行の不条理ギャグ満載のブラックコメディーの連発で、「動態視力検査ショー」とか「びっくり人間大集合」とか「格言立証コーナー」とか...まぁケーブルTVがまだ浸透していなかった当時では、明け方の4時半という時間帯でなければ難しい内容ばかりでした。

ちなみに殿方が一番喜んで見ていたはずの「クイズタイム小学生」の一番最初の回答者は、当時のAV女優・豊丸でした。(1周年か2周年記念の特番でわかりました)でも素裸ではなくビキニ姿でした。元々女性向け深夜番組を目指していたようなので、最初はソフト路線だったのでしょう。

クイズタイム小学生をクリアするとどうなるか?ちゃんと賞金が出ますが、有無を言わさず「クイズタイム中学生」が始まります。結局「見たいのね~」と回答者も呆れて終わる、というオチだったような気がしました。時間が時間なので、何でもアリでした。時はバブル、オカネのある人は金曜日の夜になんか帰ってくるわけないのですが、貧乏だった私はこの番組で癒されていました(^0^;)

「朝まで生テレビ」が流行ったのもこの頃ですが、さすがにこのときだけは番組はお休みでした。タモリ倶楽部も生テレビも、今でも続いていますね。結局、アンダーグラウンドでなくなった故に消えていったような気がします>姫TV。

2002年7月12日(金)




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