アキハバラ的散財生活

「2001年宇宙の旅」

「2001年宇宙の旅」に見る現代の問題


「2001年宇宙の旅」という映画は1968年に作られたSF映画です。今は2002年なので、映画が考えていたより若干、「進歩」が止まっているのかもしれません。
この映画の中での食事というのが、いわゆるこの時代に考えられていた「宇宙食」というやつで、ペースト状の半固形物を食べているわけですが、最近、あるTVでこのシーンを彷彿とさせる場面に出くわしました。

今、食物アレルギーにかかっている子供が多いのだそうですね。昔のように給食をギリギリ食べさせるのは危険で、(実際、そばアレルギーで死んでしまった子供がいる!)子供の体質に合わせた食物を与えなければ死んでしまう可能性が出てきた、とのこと。この行き着く先は、ペースト状もしくはゼリー状の個人毎の流動食のような食事だけが唯一安全で、自然界にそのままある食物を摂取できなくなる光景しか思い浮かべません。

こうして考えてみると「2001年」の彼らが食べていたのも単なるペースト状の食物というだけではなく、個々人の体質に合わせた調合食と考えると、それなりに「うまそうに」食べているのもナットクできます。でもこういう世の中にはなってほしくはないけれど、もうすぐそこまで来ているんですね>ビックリしました(^0^;)

そのうち「昭和生まれは肉を肉のママ食べても平気なぐらい野蛮」、とか言われたりして...あー、やだやだ(^0^;)

2002年2月6日(水)



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