きもの とはずがたり・・・お店番

2010年01月23日
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カテゴリ: きものでお店番




 どちらも、繊細な古典文様が目を引く逸品です。

しょうざん1
      生成り色と藍色の絞り染め雲取り文(袷または単衣)

しょうざん2
     オフホワイト色地に秋草虫籠文(夏紬)

  しょうざん「生紬」

    繭を煮、糸を引き出し、そして織り上げるすべての工程が
    手作業、その繭は赤木山麓の春蚕(はるご)で『玉繭』のみを
    使用します。
    『玉繭』とは偶然にも2匹の蚕がひとつの繭を形成したもの、
    それを鍋で煮、座繰り器に巻き取りるのです。
    二匹の蚕の糸が絡み合っているため、その作業は高度な
    技術を要します。
    また精錬の段階で生糸の成分セリシンを残し、独特の
    弾力性と節を持つ、それが「生紬」の特徴に成ります。
    同じ紬でも、真綿状にして糸を取る結城紬のような
    真綿紬とは風合いも全く違ってきます。 

    さらに文様には京友禅の型染めが施されています。 
    多数の型を用いるため熟練の技を必要とします。
    茶屋辻、御所解、楼閣山水などに鹿の子(摺り匹田)を
    あしらった古典文様が多く描かれます。

  この「しょうざん」を衣桁に掛けて、大きく袖を広げてみると、

  得も言われぬ優雅な世界が現れます。

  紬好きには堪らない魅力を持ち、

     一目で「しょうざん」を言い当てる方が多いのも頷けます。

    

    「きものでご来店のお客様」和ご紹介

Oさん
     「浦野理一」作の染め帯を見せて下さったTさん
        藍色の紬は綿薩摩でしょうか・・・


大さん大さん2
 淡いグラデーションが美しい紅花紬に
   紅型(城間栄順作)名古屋帯でOさん  羽織も優しい藤色小紋

   21日のお店番は・・・

花織大城工房花織
   大城工房の花織(草木染)         花織のアップは○□×

加賀友禅 椿
          鬼縮緬地に紅白椿の名古屋帯

  そろそろ箪笥の中から春の帯など出しましょうか・・・






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Last updated  2010年01月24日 00時41分44秒
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Comments

衣舞の袖 @ Re[1]:お店番雑記(玉虫正直工房 染織展)(09/04) T.T さくらんぼさんへ 今回はどんな作品…
T.T さくらんぼ@ Re:お店番雑記(玉虫正直工房 染織展)(09/04) ご紹介、ありがとうございます。 米沢は急…
衣舞の袖 @ Re[1]:お店番雑記(夏休みを頂きます)(08/01) あけぴょんさんへ お問い合わせ有り難う…
あけぴょん@ Re:お店番雑記(夏休みを頂きます)(08/01) 初めまして!お店はどちらにあるのでしょ…
衣舞の袖 @ Re[1]:お店番雑記( きものだけでなく…)(12/20) 青木絵利香さんへ お問い合わせ、有難う…

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