太陽仮面の日々

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2013年12月26日
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カテゴリ: 興味津々
※検索等で直接ここに来られた方、よろしければ下もお読みくださいますとうれしいです。

黒部に恋してる(1) 高熱隧道
黒部に恋してる(2) 黒部ダムへの道
黒部に恋してる(3) 特別展のお知らせ


実は今日知ったばかりなのですが、 どうやら一般人も黒部の見学が自由にできるかも いうニュースを知り、嬉しさと困った気持ちの狭間で複雑な思いの太陽仮面です。

さて、 ここ でも書きましたように、12月から4月中旬までは黒部峡谷鉄道・立山黒部アルペンルート・関電トンネルトロリーバスいずれも運休になるので、宇奈月よりも上流の黒部には一般人はいっさい行けません。
冬山登山でなら行けるんでしょうが、夏でも危険な山に私ならば徒歩で行きたくないなぁ…

でも、冬の間も電力関係者の方は黒部川にあるダム管理、黒部峡谷鉄道関係者の方は路線の管理などを行っていて、約50~70人が常駐しています。

それで彼らが冬ごもりをするための物資はどうするかと言いますと、日用品や保存食については11月末から12月上旬にかけて黒部峡谷トロッコの貨物車(上部軌道でも使える小型のもの)や関電トンネル経由のトラックで大量に運びこむようです。
(列車にものを積み込む様子は、毎年 北陸ではローカルなニュース として報道されてます)

それで冬の間、生鮮食品や新聞については、黒部川/新黒部川第二発電所のある「猫又」までは「逓送さん」と呼ばれるオッチャンたちが宇奈月から徒歩で運びます。
(これについては、 関電のサイト でも触れられています)

で、それより上流ではどうするのかといいますと、詳しいことはわかりませんが、 ここ をみる限りで推定されることは、恐らく関電トンネルを通る都度雪害防止用の扉を開けてもらって通り、あとは冬も動いている交通機関(黒部トンネルの車、インクライン、上部軌道)使って誰かが届けるのだと思います。

で、こうやって書くとふと疑問がでてきました。

上部軌道の終点である欅平までは、まぁ問題なくものが届きますわな。

問題は欅平と猫又の間にある「小屋平ダム」付近では物品調達はどーしてるのかということ。

猫又の上流にある「鐘釣」というところにある橋「ウド谷橋」というところは雪崩の巣になっていて、列車の営業運転が終了するとレールや枕木が雪害防止のため橋脚だけ残してはずされます。

当然徒歩でさえも通れなくなりますので逓送さんも来ません。

では欅平から、といっても、小屋平ダムのある小屋平までは欅平から2~3kmはあるところなんですわ。

徒歩でいくら冬季歩道があるといっても、荷物背負って歩くのは結構大変ですしね。

で、どうするかというと実は欅平から小屋平までは、冬も関電専用の列車が動いている?
それとも冬専用のトラックでもおいてある?
やっぱり冬季歩道使って調達するんでしょうか?するとしたら誰が?
それとも、そもそも作業員用宿舎は欅平にしかないので心配する必要はない?

疑問が次々わいてきますね。

その答えがわかり次第、また書いていくとしまして、とにかく冬の間も電気の安定供給のために働く、そしてそれを支えるたくさんの方々のおかげで無理な節電におびえず豊かな暮らしができることに感謝せんといかんな、とこの文章書いていて改めて感じた太陽仮面なのでした。





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最終更新日  2013年12月26日 19時05分48秒
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