家庭保育室太陽

家庭保育室太陽

どう育てるか


当時は「自閉症は親の育て方が悪くてなった病気。」と言われていました。
幼児期の徹之さんは測定不能のIQだったそうです。
ですから、はじめは、「普通児にしよう!言葉を出させよう」と特訓すらされたと言う事です。つまり、「治る」と信じていたのです。
でも、言語訓練をやればやるだけ、空しさで落込むばかりでした。
しつけてもしつけてもできないことばかりでイライラ。親子でパニックになったそうです。特訓の結果は徹之さんが「人嫌い」になっただけでした。
これでは、模倣すら出来ません。
ここで、明石さんは、「能力が100(普通児)でないといけない」という価値観を捨て、たとえ50しか発達しなくても、不足の50は周りが理解し、工夫し、支えればいいんだ。と悟られました。
「50でいいんだ」と悟った時(諦めた?)やっと肩の荷が下りたということです。
そして、ありのままと言いながら、地域で自立していくためにはIQが20として、幼児期は何とかなっても、大人になったときには地域に居られなく信号もお店も無い山奥の施設に入らなくてはなりません。
たとえ、障害が有っても、特性を生かせば何か芽生えがあると思います(微々たる成長かもしれませんが)
幼児期の徹之さんは「赤信号も止まらない、店から物は取って来る、人をたたく、などの特徴がありました)
子どもの可能性を信じどのような子育てをしようかな?と考えた時
次の3つを教えようと思いました。
1・社会のルール
2・自立のスキルを一つでも多く
3・人とのかかわり(コミュニケーション)
でした。

次ページで「3つ目のコミュニケーション」の獲得について掲載します。


© Rakuten Group, Inc.
X

Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: