それでも世界はよくなるプロジェクト。

それでも世界はよくなるプロジェクト。

あなたについて考えるぺ-ジ。




 2002年12月4日、その日は雨が降っていた。しかも水曜日は学生が少ない。なぜなら、授業が他の日に比べて極端に少ない。学校の方も東ちずるさんの講演について、情報をあまり流していなかった。
 青山学院大学のガウチャーメモリアルホールに彼女は来てくれた。彼女はボランティア活動に深く従事しているとても有名なタレントだ。もうボランティアに就いて10年くらいだそうだ。そのホールは700人は収容できる大きさである。そして集まったのが100人弱・・・。とても申し訳ない気分だった。彼女はボランティアについて語ってくれた。
 主に白血病のことについて話してくれた。ほかのタレントさんや知人からよくこう言われるらしい。「ボランティアやってるんですって?!偉いわね~。」しかし彼女はボランティアの意味を知っている。別にやってる人が偉い、やってない人が偉くないなんて関係ないと。ただ好きだからやってる。好きでなくなったらやめるとまで言っていた。お金の重要性についても彼女はしっかり伝えている。当たり前の事だけど、お涙頂戴の世界では無いのだ。
 その中で彼女は言っていたことがある。彼女の母と話していたことだったらしい。それは、大抵小さい頃「君は将来何になりたいの?」とよく聞くけど、「君は将来どんな人間になりたいの?」って聞かないわよね、と。人それぞれ人生観がある。生きる上で重要な事は後者の方を考える事ではないだろうか。

 そこであなたに考えていただきたい。100歳の人にも「将来」はある。あなたは将来どんな人間になりたいですか?

じゃあわたしは?




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