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たけB777
元探検部、今は各地の城跡・史跡・旧街道を探索中。
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2013/05/02
テーマ： 史跡めぐり(508)
カテゴリ： 城跡と史跡(青森・秋田・山形・宮城・福島編)
毛越寺と書いて「モウツウジ」と読むようです。
その毛越寺は、世界文化遺産「平泉 - 仏国土（浄土）を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群」の構成資産の1つで、国の特別史跡・特別名勝にも指定されています。
(さすがだと思ったのは、ワードで「もうつうじ」を変換すると、「毛越寺」が出てきたことです)
入口でもらったパンフレットによると、「越」を「オツ」と読み、「モウオツジ」→「モウツジ」→「モウツウジ」となったとのこと。
毛越寺入口の門
明らかに後世になって建てられたものだとわかりますが、ここで拝観料を払います。
毛越寺の境内は意外と狭く、入口越しにすぐ本堂が見えているほどでした。
本堂
現在の本堂は明治になって建てられたもので、境内途中にある南大門の跡が、が元々の正門だったようです。
南大門跡
現在は礎石が残るだけですが、門には｢金堂円隆寺｣の勅額が掲げられ、両側には仁王像が建っていたそうです。
松尾芭蕉「おくのほそ道」の平泉は、「三代の栄耀一睡のうちにして、大門の跡は一里こなたにあり」で始まっています。
この大門の跡がどこを指すのかについては諸説あって、この毛越寺の南大門を誤認したとの説もあります。
毛越寺の境内には、その芭蕉の句碑がありました
｢夏草や 兵共が 夢の跡｣
句碑は2つあって、左側が芭蕉の真筆だそうです。
南大門から先が平安時代、大泉ヶ池をめぐる回遊式の浄土庭園があり、池の周りに浄土思想そのままの伽藍の跡が残っていました。
大泉ヶ池の周りの伽藍を巡っていくと、まずは開山堂の建物が残っていました。
毛越寺の開山は慈覚大師の円仁で、中尊寺と同じ850年と伝えられています。
円仁は日本初の大師号を授けられ、「入唐求法巡礼行記」は、西域記・東方見聞録と並んで、三大旅行記とされているとのこと。
嘉祥寺跡
前身の御堂は開山まで遡り、開山の年号(嘉祥年間)から嘉祥寺の名前があります。
藤原氏第2代の基衡が建立し、第3代秀衡の時に完成したと吾妻鏡にはあるようです。
講堂跡
金堂円隆寺跡
当時の毛越寺の中心建物で、本尊は運慶作の薬師如来、吾妻鏡には「吾朝無双」と称えられるほどの豪華さだったようです。
常行堂
江戸時代の1732年に再建されたもので、常行堂の横には遣水の跡が残っていました。
遣水跡
遣水の遺構は奈良の宮廷庭園以外に例がなく、平安時代では唯一のものだそうです。
遣水で開かれる「曲水の宴」は、こんな優雅な感じだったようです。
その毛越寺は、世界文化遺産「平泉 - 仏国土（浄土）を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群」の構成資産の1つで、国の特別史跡・特別名勝にも指定されています。
(さすがだと思ったのは、ワードで「もうつうじ」を変換すると、「毛越寺」が出てきたことです)
入口でもらったパンフレットによると、「越」を「オツ」と読み、「モウオツジ」→「モウツジ」→「モウツウジ」となったとのこと。
毛越寺入口の門
明らかに後世になって建てられたものだとわかりますが、ここで拝観料を払います。
毛越寺の境内は意外と狭く、入口越しにすぐ本堂が見えているほどでした。
本堂
現在の本堂は明治になって建てられたもので、境内途中にある南大門の跡が、が元々の正門だったようです。
南大門跡
現在は礎石が残るだけですが、門には｢金堂円隆寺｣の勅額が掲げられ、両側には仁王像が建っていたそうです。
松尾芭蕉「おくのほそ道」の平泉は、「三代の栄耀一睡のうちにして、大門の跡は一里こなたにあり」で始まっています。
この大門の跡がどこを指すのかについては諸説あって、この毛越寺の南大門を誤認したとの説もあります。
毛越寺の境内には、その芭蕉の句碑がありました
｢夏草や 兵共が 夢の跡｣
句碑は2つあって、左側が芭蕉の真筆だそうです。
南大門から先が平安時代、大泉ヶ池をめぐる回遊式の浄土庭園があり、池の周りに浄土思想そのままの伽藍の跡が残っていました。
大泉ヶ池の周りの伽藍を巡っていくと、まずは開山堂の建物が残っていました。
毛越寺の開山は慈覚大師の円仁で、中尊寺と同じ850年と伝えられています。
円仁は日本初の大師号を授けられ、「入唐求法巡礼行記」は、西域記・東方見聞録と並んで、三大旅行記とされているとのこと。
嘉祥寺跡
前身の御堂は開山まで遡り、開山の年号(嘉祥年間)から嘉祥寺の名前があります。
藤原氏第2代の基衡が建立し、第3代秀衡の時に完成したと吾妻鏡にはあるようです。
講堂跡
金堂円隆寺跡
当時の毛越寺の中心建物で、本尊は運慶作の薬師如来、吾妻鏡には「吾朝無双」と称えられるほどの豪華さだったようです。
常行堂
江戸時代の1732年に再建されたもので、常行堂の横には遣水の跡が残っていました。
遣水跡
遣水の遺構は奈良の宮廷庭園以外に例がなく、平安時代では唯一のものだそうです。
遣水で開かれる「曲水の宴」は、こんな優雅な感じだったようです。
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