ミステリアスなセラピストの夢ワード

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イエスの秘儀

2005-11-11 02:06:49


天使からのメッセージ 新連載

意識の進化と人間の生長 4


  キリストの秘儀-肉体からの解放 

かつてイエス・キリストに起こったこと、彼が十字架にかけられて、その肉体を失う事になったひとつの霊的な理由、それは、この次元上昇のための進化を行わせるためだったのではないかと思われます。かのエルサレムに生まれたイエス・キリストと呼ばれた人。彼はその魂の偉大さにおいては、この文明の中に生まれた人たちの中でも卓越したものでした。彼がエジプトで受けたいくつかのイニシエーション、霊的覚醒を得るためのスピリチュアルな儀式。博愛の精神や信じる精神。快楽に負けない心、美しき女性にも身を惑わさない心。それらはイエスキリストが、人間として完成するための「7つのイニシエーション」でした。

しかしながら、最後のイニシエーションが、あの十字架において用意されていたのです。彼が最後の最後まで、納得できなかった事、それは、自分の肉体を自ら捨てるということでした。

あれだけ魂の永遠性を説きながら、神の王国を説きながら、彼自身のわずかに残っていたマインドが、その肉体を捨て去る事に合意しなかったのです。彼はもちろん予感していました、やがて自分もこの肉体を捨て、神の王国に入るであろうことを。そのことを喜びと悲しみと恐怖を持って、マグダラのマリヤに語っていたのです。

でも彼の最後の抵抗は続きました。その抵抗が無ければ、あのような形で、イエスが死ぬ事はなかったかもしれません。彼は十字架を背負い、自分の意志ではなく神の意思によってその肉体的な生命をたたれました。イエス自身の進化のために、彼の肉体を持って生存するという欲望に終止符が打たれたのです。

イエスはいままで時と空間が支配する世界において、霊的な進化を果たしてきました。それが十字架の横のラインです。彼はその両手を時と空間のなかで刺されました。時と空間の中で規定される肉体。その中でしか、動く事ができない肉体というものが、両手の釘によって象徴されているのです。そして、この大地から、離れる事ができなかった彼の欲望というものが、両足の甲を釘で打ちぬかれ、十字架の根っこを深き大地に挿されたその姿に現されているのです。

しかし幸いな事に、彼の頭には釘は刺されていないのです。彼の外側の肉体だけを取り囲む茨の冠があるにすぎません。彼の頭は自由です。天に向かう瞳は開かれています。その魂を天へと解き放つ、クラウン・チャクラは開かれたままなのです。それは、肉体を持ったイエスの最後の姿でした。そして尊きイエスの始まりの姿なのです。イエスはその時、最後のイニシエーションを理解しました。それ故に、彼は、復活する事が許されたのです。彼は魂の目によって、本当の神の王国を見てきました。魂の永遠性の中に、愛の永遠性の中に、彼はひとたび入る事が許されたのです。

そして復活の日、多くの弟子に語ったそのすばらしい言葉は、彼の魂の永遠性からでた言葉なのです。イエスにしても、仏陀にしても、又多くの聖者にしても、最後に超えるところは、この肉体を持って生きるという欲望なのです。あるいは肉体を失うという悲しみや恐怖なのです。しかし、その欲望と悲しみや恐怖の裏側に、最も高次で永遠な世界へと上るエレベーターが隠されているのです。

私はあなた達に肉体を捨てなさいというつもりは、全くありません。この3次元世界に生きている間は、この肉体を使って最大限に成長する必要があるということを、私は申し上げたいと思っています。しかしその成長はある程度のところまでしか行けないという事もです。

これから10年の間に多くの人たちが、その十字架のところまでたどりつくでしょう。肉体を持って成長できる最後の場所です。この時間と空間の中で、多くのカルマを解消しながら、自分の内側に秘められた悲しみや恐怖を克服しながら、また自分に課せられた使命に目覚めながら、あなたは進んでいきます。

さらには、多くの守護の精霊達や導きの天使たちの光をあびながら、あなたの魂が次元の上昇を行うために、スピリチュアルガイドが待つエレベーターの元まで、たどり着くでしょう。
そしてそこから、あなた方は、どうしますか? それがあなた方に課せられたこの地球上における最後の成長です。

(注、このメッセージは1994年に受け取っています。文中で10年間と書かれている時期は、まさにこの2005年の今なのです。ですから次元の上昇を行うためのメッセージや、具体的なヒーリングが盛んに行われているのです。毎日この楽天広場を賑わしているスピリチュアルなセッション、RMSやレイキ、アバンダンスなどもまさにそのためのものではないでしょうか。)


2005-11-18 01:58:05


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