ミステリアスなセラピストの夢ワード

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リフレの反射区1

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反射区について1


次に反射区の作用について述べていきます。しかしここで大切な事は、人間はひとりひとりが全く同じではなく、その人が生まれてきた胎内環境や生活してきた社会環境によって、独自の個性と体質が備わっているため、すべてがマニュアル通りにはいかないという事です。しかしマニュアルをしっかりと理解し技術を磨き、また、柔軟な姿勢を持って誠実に対応すれば必ず効果は出ます。自信と根気を持って施術を行ってください。まずは足裏の土踏まずや中心部にある反射区の説明から行います。


<腎臓ライン>

まずリフレクソロジーでの最初で最も大切なポイントは、腎臓、輸尿管、膀胱のラインです。これらのゾーンは体内の老廃物を尿として排出する機能をつかさどっている場所で、リフレクソロジーの施術によって体が活生化してきた時に非常に重要な役目を果たします。施術の中では何度か通ります。


○ 腎臓

腎臓の反射区は土踏まずのやや上方に位置します。腎臓が弱ってくると顔や肌の色が黒ずみ、ソバカスやシミ、ニキビなどの肌に対するトラブルが増えてきますし、また水分の代謝が悪くなって水が体内にたまりやすくなるので足がむくんでだるくなったり、水虫が感染しやすくなったりします。このような人は腎臓から輸尿管、膀胱の反射区を数回繰り返し施術すると、帰る時には足のむくみがとれてスッキリとします。特に腎臓や尿管に結石ができやすい人や疲れてくると腎炎や膀胱炎を起こしやすい人は定期的に行ってください。


○ 輸尿管

輸尿管は腎臓から出て膀胱に尿を運ぶ管で、輸尿管がつまると腎臓に毒素や水分がたまりやすくなり、むくみの原因となります。反射区は腎臓から土踏まずを斜めに横切っていきます。


○ 膀胱

腎臓から流れてきた尿を一時的にたくわえたり、排出したりする働きがあります。尿の排出が悪かったり、残尿管があったりしたら要注意です。またおねしょや失禁のある幼児や老人に対して有効なポイントです。


○ 尿道

尿道に炎症があると排尿時に痛みを感じる事があります。


<胃腸ライン>


胃腸ラインは食物の消化吸収を行う場所で、人間にとっては欠く事のできない機能です。ただこの胃腸の働きは、食べすぎ、飲みすぎといった食物摂取の異常だけでなく、精神的なストレスによっても機能に変調を起こしやすいという特徴があります。実はこのようなストレスによる機能の異常こそがリフレクソロジーの最も得意とする分野です。足裏の反射区をマッサージする事によって、お腹の働きが良くなって音が鳴ったり、便意をもよおしてトイレに行ったりする事は良くあることです。


○ 胃

親指の下にあるふくらみの下に位置します。(第一中足骨の中央)、胃腸の働きが悪い時は、ここが張って痛みが出ます。


○ 十二指腸

胃の反射区の下に位置します。(中足骨の根元)時折ここに硬いしこりが出る事があります。ただし骨の接合部であるためにあまり力を入れすぎないように注意してください。


○ 膵臓

十二指腸の反射区と重なるような場所に位置しています。食物を消化するための膵液を分泌します。もし膵臓が弱って膵液の分泌が滞ると、消化不良や新陳代謝障害をおこしますし、ひどい時は糖尿病を患ったりするのでしっかりとマッサージして下さい。


○ 大腸・小腸

大腸は右の土踏まずの外側下方より上行結腸が始まり、足先に向かって上がり、その先端から横行結腸が右足から左足にかけて横に走っていきます。そして、その先は下行結腸として下り、直腸から肛門へと繋がっていきます。この大腸に囲まれた中には小腸が配置され、その位置関係はまさに人体の位置関係と一致します。この大腸や小腸反射区の特定の場所に痛みやしこりがあるとすればその同じ場所が弱っていたり、詰まっていたりする事が多いようです。この反射区は胃腸が弱い人、食欲がなかったり、便秘や下痢の人、体力がなくて疲れやすい人には最適の場所です。


<腰・生理ライン>


○ 腰

人間の体重を支え、様々な動きの中心になるのが腰です。しかしながら現代生活を送る多くの人々が腰にトラブルを持っているのが現状です。腰の反射区は踵を中心にして土踏まずの外側部分も含めてマッサージしていきます。腰でも背中に近い方に痛みや症状がある人は、土踏まずの外側部分から踵に向かって緩やかに盛り上がっていく部分に深いしこりがあるものです。ここは棒を使用して少し深めにマッサージしていくとカリカリと音がしますのでその部分をしっかりとほぐしてください。また踵がひび割れていたり、カサカサして荒れている人は腰が悪いだけでなく坐骨神経痛等を併発している人も多いようです。踵の内側と外側で硬さが違う人や、ねじれている人も要注意です。どちらにしても踵はとても皮膚が硬い所ですので、よく足を温めて柔らかくしてからマッサージしても良いでしょう。


○ 生理機能

卵子を作り出し、排卵する働きを持つ生殖腺は、踵の中心に位置しますが、子宮は内くるぶしの下、卵巣は外くるぶしの下に位置します。子宮と卵巣の反射区は、デリケートな場所なので、あまり力を入れず丁寧に施術します。生理痛や生理不順、冷え性、精神の不安定、更年期障害等、女性特有の症状はこの場所を繰り返しマッサージして下さい。


ここから述べていくのは、土踏まずの上部から指の付根辺りまで分布する反射区で、人体で言えば主に胸から肩、首の付根辺りまでに位置する内臓や各器官の機能を調整する役割を持っています。


             <心臓、脾臓、肝臓、胆のう>


この反射区だけは、足裏の反射区の中でも唯一、左右対称となっていない場所ですので注意を要します。実際の人体においてもこれらの臓器は1個ずつしかなく、左右対称にはなっていません。


○ 心臓(左足のみ)

人体を巡る血液を常に送り出しているのが心臓で、人間が生きている限り休みなく動き続けます。ただし、デリケートな臓器なので丁寧に優しくマッサージしてあげて下さい。高血圧や低血圧、不整脈などの心臓に関するトラブルは、心臓だけを揉むよりは副腎皮質ホルモンを分泌して心臓の脈拍を整える働きがある副腎(腎臓の上部に位置)や脾臓、腎臓の反射区を一緒にマッサージした方が効果的です。


○脾臓(左足のみ)

消化器系と循環器系に関係している臓器です。リンパ液を作り出したり血液を浄化する働きを助けています。


○肝臓(右足のみ)

肝臓は人間の体にとっては生命を維持するための化学工場のようなものです。必要な栄養素を食物から作り出し、必要に応じて与えたり、また体の害となる物質を見つけたら取り除いて体外に排出したりします。血液の中にある汚れを取り除くのも肝臓の役目です。ただし肝臓は知覚神経が発達していませんので、たとえ肝臓が悪くなっていたとしても痛みを感じません。そのために肝硬変などの重大な病気がある程度進行するまでは気づきませんし、気がついたときは手遅れという事も多いようです。その為に肝臓の反射区を押して痛みがあるようであれば、なるべく足裏のマッサージを続け、大事に至らないようにしましょう。


○胆のう

肝臓から出る消化液を一時的にためておく臓器です。必ず肝臓と合わせてマッサージします。



<肺・気管支・僧帽筋>

足指の付け根からなだらかなふくらみをみせている反射区は、肺と気管支および首から肩、背中にかけての筋肉を形作る僧帽筋の反射区です。


○ 肺・気管支

言うまでもなく酸素を吸入して、二酸化炭素を排出する働きを司るのが肺と気管支の役目です。特に喘息や気管支炎を患っている人等は、この反射区に異常が現れます。また鹿児島のように火山灰が降るところや工場が多くて大気が汚染されているような場所では、常日頃からマッサージをしてあげるような心配りが必要です。


○僧帽筋

首から肩、背中を広く包み込む筋肉です。主に肩こりを起こす筋肉です。反射区を常日頃からマッサージすることによって首や肩のこりを予防しましょう。


<甲状腺・副甲状腺>


 甲状腺、副甲状腺は共に喉のところにあってホルモンを分泌し、代謝の働きを調整する作用があります。甲状腺の働きが亢進すれば、体内のカルシウム量の調整がうまくいかなくなり、首がもろくなったり結石が出来やすくなるほか、筋肉の脱力や疲労感が強くなったりします。




ここまで読んでくれてありがとう
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