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転職したてで、まだ引越しをしておらず、神奈川から都内まで通っています。
通勤は東海道線なのですが、帰りは座って帰りたいため、東京始発の電車に乗ります。
といっても、すでにホームに着いている電車には座るところがありません。
ホームには列ができています。次の電車に乗る人の列です。
だから次の電車でも座って帰ることができません。
よって座って帰るためには、20分近く待って、次の次の電車に乗らなければなりません。
でも、僕は電車内で本を読みたく、立ったままでは不安定なので20分待つことにしています。
今日も20分近く待って座って帰りました。走り出すとすぐ新橋駅に着きます。
新橋駅ではかなり年配の夫婦が乗り込んできました。僕の前に来ました。
本から目を離して、老人を見上げると目が合いました。
少しだけ迷いました。
もちろん席は譲るべきです。
でも仕事で疲れているし、1時間弱はこの電車に乗って帰ります。
何より20分も待って座った席です。
この間、2秒くらいでしょうか。
迷いましたが、すかさず、
「どうぞ。」
と、席を譲りました。
でも、
「いや、いいよ、いいよ。」
「あ、そうですか・・・」
と、やんわり拒否されてしまいました。
でも、再び目が合い、
「どうもありがとう。」
と笑顔で言って頂けました。
嬉しかったです。
喜んでもらおうと思っていたのに、逆に僕が嬉しい気分になりました。
僕は論理的に物事を考えるほうですが、「情けは人のためならず」はなぜか信じています。
精神論的で根拠はないように見えますが、なぜかこうなるような気がするのです。
RYUさんお勧めの本 を読んでいたら、これにも根拠があるのかもと思うようになりました。
「返報性」というやつですね。
社会心理学・・・面白いです。