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2003年03月13日
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マーガリンの最大の危険性は、そこに含まれている人工オイル、トランス型脂肪酸にあるのです。トランス型脂肪酸には様々な危険性が指摘されています。

①局所ホルモン(プロスタグランディン)の働きを邪魔し、脂溶性ビタミンの吸収を阻害し、炎症を誘発する。
②細胞膜を不安定にして異物の侵入を許しやすくし、アレルギーを誘発する。
③人体に不要の有害物質として排出するために、大量のビタミンとミネラルを消耗させる。

欧米諸国ではトランス型脂肪酸の危険性が指摘されて久しく、現在ではトランス型脂肪酸を基準値以上含んだマーガリンは販売できないように規制されています。この基準に照らし合わせると、日本で販売されているマーガリンは、ほとんどが販売できないものになるでしょう。

トランス型脂肪酸が含まれているのはマーガリンだけではありません。パンを作るときに入れるショートニングにも含まれています。ショートニングはスナック菓子やケーキ、コーヒークリーム、アイスクリーム、レトルトカレーなどの加工食品によく使われています。つまり私たちはトランス型脂肪酸を大量に体内に取り込んでいるのです。

もともと人体に存在していなかったトランス型脂肪酸が現在の日本人の皮下脂肪には約4%も存在しているといわれます。日本では新生児の約半数がアレルギーを持っているといわれ、アトピー性皮膚炎の患者も年々増加傾向にありますが、三石博士はその原因をマーガリンやショートニング、さらにはリノール酸にあると考えています。

最近になってやっと厚生省もトランス型脂肪酸の危険性を指摘しはじめました。2000年に厚生省が発行した『第6次改訂日本人の栄養所要量・食事摂取基準編』にこのような記述が追加されました。

「トランス脂肪酸の摂取量が増えると、血漿コレステロール濃度が上昇、HDL-コレステロールの濃度の低下など、動脈硬化症の危険性が増加すると報告されている」

2000年4月にワシントンで開かれた国際脂肪酸・脂質学会では、トランス脂肪酸の摂取上限値が決められました。それによると1日2000kcalの熱量を取る成人では摂取上限値が2gになるそうです。日本人の1日摂取量はまさにこの2gに達している(熊本県立大学の菅野道廣教授)という報告もあります。

加工食品を一切取らないで生活することは、現代社会に生きている私たちにはほとんど不可能なことですが、少なくともトランス型脂肪酸を規制したマーガリンが日本に登場するまでは、マーガリンの使用を自分の人生や健康と天秤にはかる必要があるのではないでしょうか。





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Last updated  2003年03月17日 13時46分22秒
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