多摩庭ネットワーク

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・国会議員の役割りと定数


現在の二院制だと衆参で与野党逆転すると「ねじれ国会」と言われ、衆参で同じ与党だと「二院制の意味がない」と言われる。

さて、今の選挙を考えると・・・
各選挙区割りになっており、その有権者密度により選挙区の議員数が決められている。普通に考えれば格差は生じないが、選挙区の有権者が少ないのに議員が1人は立つとすると一票の格差が生じている。
一票の格差は2人未満が望ましいが・・・。

衆議院は有権者密度を考え、最低各都道府県に1人とする議員数を決めることで良しなのでは?これによる格差は仕方あるまい。

しかし・・・

参議院もこれでいいのか?

と疑問を感じている。
というのは、人口の多い大都市ほど議員が多く、地方ほど議員が少なくなるわけで、政治は大都市寄りになる。
例えば、原発廃棄物を国会で決めることになったらどうなる?
何かの被害数を考えて人口の少ない県にしましょうということが起きなくもない。
人口の少ない県・・・つまり衆参において議員数の少ない県。
小選挙区において山梨、福井、島根、鳥取、佐賀、高知、徳島・・・となる。
比例では四国が少ない。
ということで高知にしましょうということになりかねない。

民主主義としては平等ではあるが、各都道府県の立場から見ればはたして「本当の平等」と言えるのか?

そこで参議院は有権者数ではなく、各都道府県に定数4人づつとして188人、全国15ブロックに分け、各ブロックの定数4人の60人とし、計248人の議会とし、不良のみを地方への押し付けを阻止する院とする。

衆議院可決、参議院否決、衆議院に差し戻しで2/3の賛成で議決となる。2/3に届かなければ廃案になる。

ブロックは・・・
北海道地区(北海道)
北東北地区(青森、秋田、岩手)
南東北地区(宮城、山形、新潟、福島)
北関東地区(群馬、栃木、茨城、埼玉)
南関東地区(東京、千葉、神奈川)
東東海地区(長野、山梨、静岡)
西東海地区(岐阜、愛知、三重)
三陸地区(石川、富山、福井)
北近畿地区(滋賀、京都、兵庫)
南近畿地区(大阪、奈良、和歌山)
中国地区(鳥取、島根、山口、広島、岡山)
四国地区(香川、徳島、愛媛、高知)
北九州地区(福岡、長崎、佐賀、大分)
南九州地区(熊本、宮崎、鹿児島)
沖縄地区(沖縄)

なぜ各定数を4人とするか?
現在の参議院でも半数づつの選挙である。
また選出が1人だと大都市に偏ったり、与党に集中するため、二人にすることで分散される。

結果として参議員は減らすどころか増えてしまいますが、役割りとして政府の監査役となるかと思います。


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