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2008.10.08
テーマ： どんなテレビを見ました？(79849)
カテゴリ： ドラマ
『太王四神記』 最終回です。
タムドクはスジニとの再会を果たし、黒朱雀になることを恐れてまた姿を消そうとするスジニに「私が止めてやる」と言って抱きしめる。戻ってきたスジニを歓迎するヒョンゴやチュムチ、チョロ。スジニは連れていた子供アジクを「姉の子」だと言って素性を秘密にしていた。
しかしファチョン会のスパイによって、アジクの存在と神器のありかが大長老に知れてしまう。ファチョン会はコムル村を襲撃し、村人を皆殺しにして白虎と玄武の神器を盗み出した。これで四つの神器がすべてアブルランサに集まった。あとは王の心臓があれば天の力の封印を解くことができる。
新城にいた３万の後燕軍は、北へ向かって移動を始める。その途上に領民の死体を置き去りにして道しるべにしながら。これは後を追ってこいというメッセージなのだ。ファチョン会はタムドクをアブルランサにおびき寄せようとしている。タムドクたちは相手が痺れを切らすまで待つつもりだった。契丹軍や近隣部族の軍が合流し、太王軍は三万四千となった。しかし敵は十万。
スパイがアジクを誘拐した。「チュシン王の息子を救いたくば王自ら来い」という置手紙が。スジニはようやくアジクがキハとタムドクの子であることを告白する。アジクの心臓があれば天の封印は解けてしまう。タムドクたちは急遽出陣する。
アブルランサではキハがホゲに、大長老より先に天の力を手に入れて欲しいと頼んでいた。キハの真の望みはタムドクを殺して自分も死ぬつもりだということをホゲはわかっていた。ホゲは天の力などではなくキハの心が欲しいのに……。「どうすればあなたを救える？」と問うホゲにキハは「天の力を得れば不老不死になるそうです。私がこの世の恨みを晴らして生まれ変わるのを待っていてください。」と答えるのだった。
いざ、太王軍と後燕・ファチョン会連合軍の決戦の火蓋が切って落とされた！
壮絶な戦いの中、フッケ将軍、コ・ウチュン将軍が死す！そしてタムドクはホゲの胸を槍で射抜いた！さようなら、ホゲ！！
太王軍は最終防衛線を突破しアブルランサに近付いていた。大長老はキハに、アジクを殺させようとする。アジクが我が子だと気づいたキハは抵抗するが、大長老はキハの身体に乗り移り、四つの神器を並べた岩の上にアジクを横たえて心臓をえぐろうとする。大長老とキハの意識が激しくせめぎあい、キハの身体はアジクを前に金縛りのようになっていた。
戦いを抜けてアブルランサに潜入したスジニは、キハ（の中の大長老）と戦おうとするがまったく歯が立たない。大長老の意識が勝って振り上げた刃がアジクの手を傷つける。流れ落ちる血が岩に滴り落ちた時、天の力が解放されはじめる！
力の本流がスジニとアジクを襲うが、ようやくたどり着いたタムドクが二人をかばう。
大長老はタムドクに襲いかかるが、天弓の力で大長老を撃破した。
キハは黒朱雀のように暴走して、炎に包まれて宙に浮かんでいた。もはやタムドクにしか止めることは出来ない。タムドクは天弓をかまえてキハを撃とうとするが、思いとどまる。
そしてタムドクは「私のすべきことがやっとわかった。」と言って、天弓をポッキリ折ってしまうのだ！ ええ～～～？！（￣□￣；）！！
天弓を破壊すると、神器は壊れ、王も守り主も死んでしまうと古文書にあったとおり、神器が壊れると同時に戦いの中にあったヒョンゴ、チュムチ、チョロが死んでいく。キハも炎の中で消える。
「人間は自分たちで生きていけるのか、それとも天の力を必要としているのか、天は問いかけている。それに答えるのがチュシンの王の使命だ。私は人間を信じる。子孫の誰かがチュシン国再建を成し遂げてくれる。天の力は天に返す。」 そう言ってタムドクは、光の中へ消えていく。
◇
ついに最終回です。ちょっと終わり方にビックリしましたが、いや～、面白かったです。
壮大な歴史ファンタジーとしても見ごたえがあったけど、やっぱり韓流の切ない人間ドラマにすっかりやられましたね。ほんと、完敗、いや乾杯だー。
やっぱりホゲが最後まで泣かせました。
前回も書きましたが、かませ犬として運命付けられただけでなく、愛するキハには永遠に思いが届かないという100％切なさで出来ているキャラクター。濃い！濃いよ、韓流！
さらに怒りに我を忘れたタムドクにさっくり殺され、目に涙を浮かべるだけで特に遺言もなし、って。どんだけですかー！
タムドクは暴走するキハに、 「キハ、君を信じられなくて悪かった」 とあやまります。
「人は誰も間違いを犯す。これが人間だ。天に言いたい。過ちから学ぶのが人間だ。」
うん、なるほど？
だから、天の力がなくても、人間は自分たちで（失敗から学びながら）なんとかやって行きますよ、ということなんだよ……ね？
天の力を断ち切ってしまった悪人か、人間を解放した救世主か。
その判断は各人に任せます、ってことか。
運命に操られた人々、王、王候補のホゲ、神器の守り主たちは、皆死んで運命から解放されたということなんだろうかなあ……ちょっと納得いかないけどね～～。
色々ひっくるめて、ほんとに感動したドラマでした。
ＢＳで再放送も始まったことだし、まだ見てない方はどうぞ見てみてください。
あーーー、こんな長い感想書くのもこれで終わりだ！！！
こちら
です。
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