たんまり日記

たんまり日記

2011.03.19
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私達のチェロの先生がトイツをはじめとする
演奏旅行に出掛けたのが3月初め。
地震による原発の情報をあちらで聞いて深刻なメールが来ました。

多分誰かに訳してもらったのか、長文の日本語。
内容は要約すると
「日本にいては危ないので、脱出可能なうちに
ドイツに来て下さい。あなた達を受け入れる人は大勢います。」
と言ったものでした。

知り合い全てに送ったのでしょう。
「お気持ちはとても嬉しいけれど、日本に留まり、出来る事をし、
来るべきものに臨みます。」
と返信しました。

それを書いている時、
「私って日本人なんだな。」としみじみ思いました。
戦争は反対ですが、かつて日本人が
お国の為と言って散って行った時の精神状態を
ほんの少し垣間見た気がしました。
静かな覚悟を自分の中に見ました。

物を買い占める人がいる半面、
スーパーの開店で走るわけでもなく、とんでもない
暴動が起こるわけでもない。
迷惑なチェーンメールが氾濫する半面、
無償の小さな善意があらゆるところで行われている。
大々的な呼びかけで行われることも大事だけれど、
人知れずに行われている善意の重さを感じます。
でも、迷惑になってしまった人たちも、きっと
それを修正して元々の善意を示せるだろうと思います。
やり直しはいつでもできるのだから。

そして今朝、彼女からまたメールが届いていました。
多分ほとんどの人が同じような内容のメールを送ったのでしょう。
「この非常事態に落ち着いて対処する日本人の精神性に
驚嘆しました。」と。
そして、ドイツ、スイスでチャリテーィコンサートを
開催してくれているそうです。
彼女は日本には帰ってこないかもしれない・・・
とも思っていたのですが、
帰国予定には戻り、
共にあろうとしてくれています。

自分には何が出来るのか。
日本中の人が思っているでしょう。
「大きなお世話」にだけはならないように
自分が出来る「人知れず」が出来たらいいな。

134.JPG

心に消えない灯を

ちなみに、ニャンちゃんの肺炎は1月に
再発しましたが、今は元気にズビズビ中。


*追記*

kimiちんのコメントではっとさせられました。
「逃げたい」そう思う人に強制したり、罪悪感を
与えちゃいかん!!と。
そしてなにより、逃げられなかった人もいるのだから。
ごめんなさいね。
kimiちん、ありがとう。

若い人、特に子ども達は
国外に行ける人は行って欲しいのです。
何かあった時にはいつか戻って来て
日本を担って欲しいから。

層雲峡 046.JPG

な~んてね。





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Last updated  2011.03.19 13:12:30
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