さと式 子育て(昔ながらの育児法)

朝日新聞 平成19年7月9日より


おんぶについての質問があり、それの回答が詳しく載ってありました。


質問は
「最近は、赤ちゃんをベビーカーに乗せて外出しているお母さんを多くみます。
けれど、赤ちゃんを背中にしっかり背負うおんぶの方が、安全で両手が空くし、
便利で都合がいいように思うのです。
おんぶはすたれてしまったのでしょうか?」
と40代の主婦の方。

モンジローくんの回答として、
しろくま堂の園田さんに取材したところ、
月に600~700本のおんぶ紐が売れてるので
家の中では使われてると思われる。
でも、その姿「おっぱいぼよよ~ん」に抵抗感があり、
外出時には使われないのでは?
とのこと。

「人前で授乳しなくなったのと共通する感覚。
今はスリングやベビーカーなど外出に使える道具は色々ですし、
使い分けが進んだのでしょう。」とも園田さん。

モンジロー君が
おんぶの人気が低迷した時期について昔の朝日新聞を調べてみたらところ、
87年10月17日の紙面に「だっこ派のお母さん増えてます」という記事を発見。
80年に赤ちゃんを袋の中にすっぽりと入れる米国製抱っこひもが発売され、
日本のメーカーも参入して広がったとのこと。
「都市部では7対3の割合で前抱き」とメーカーの談話が紹介されているそうです。
そして、「エレベーターが増えるなどバリアフリーが進んでベビーカーが主流になったようでごザルね。」と。(*^_^*)。

おんぶはアジアの国々、アフリカ、南大平洋の国々にもあるが、欧米にはないそうです。
16世紀の来日したポルトガル人宣教師のルイス・フロイスは「日本覚書」で
「われらにおいては通常大人の女性が嬰児を頸(から肩に掛かるところで抱いている。
日本ではほとんどいつもごく幼い少女が嬰児をおんぶしている」
と書いてるそうです。
また、体に負担にならないおんぶのコツとして
NPO法人「ウォーキング研究所」を尋ね取材してます。その理事の駒崎優さんが
「子どもを腰に乗せると姿勢が前かがみになる。
位置を高く、みぞおちの裏側辺りに子どものおしりを置くようにして下さい。」
とおっしゃってました。
親の背中と子どものお腹が密着するようにおんぶ紐でしっかり固定。
親は緒へのの下あたりの筋肉に力を入れてまっすぐ立つ。
「肩こりを防ぐには肩にかかる紐は幅広で体の前でクロスさせた方が良いですね。」
とも回答されてます。

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このように新聞でもおんぶが取り上げられて、
多くのママやおばあちゃんの目にとまって、
「そうだ!おんぶという手があったなぁ」と思われるきっかけになるといいですね。
そしておんぶで確かにちょっと楽になったということになればもっといいですね。


最後にモンジロー君が感想として、
日本では人前でのおんぶが敬遠される一方でおんぶの伝統のない国々で
「子どもとのスキンシップを育む」として
おんぶに注目が集まってることも紹介してくれてました。





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