2004年08月05日
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カテゴリ: 観察日記
いぜん…


思い出すにはまだ容易な事に、夏のお友達缶ジュースの蓋というのがある。




昨今まで金のない零細企業製の缶ジュースには、進化の形跡がなくお目にかかれた一品だ。


海辺や公園で、不心得者が引き抜いた缶ジュースの蓋をそのまま捨てるので、足を切る子供がいた…とか
車椅子のタイヤに影響が出る! だとか………


色々な企業倫理を揺るがす回収運動があり、金のある企業から 「プルトップ」 なる、押し開けるタイプに変わっていったのだ。



変わった頃………


押し込むあたりの他人の指紋などの汚れを気にする発言を繰り返す御仁もいたが…いまでは見事にその主流がペットボトルにかわりつつある………



まぁ…ペットも版権で一人勝ち企業が出てたみたいだけどね :・(`▽´)・: ケケケ



そんな中で、夏休みとなると思い出すことがある………



大型ダンプの長距離運転手、及び土建業の人種の中で、 「プルタブ」 を小器用にまげてチェーンにしてフロントガラス周りにローマン調カーテン風に吊り下げる風習が過去にあった………



今思えばビンボ臭い風習だったのだが、綺麗に作り上げた金属の 「縄暖簾」 に、小学生(特に低学年)の夏休みの宿題(自由研究とか工作とか)の匂いを感じていた………


そう思っていたら、

級友の男児のなかで、50センチほどの竹の細棒にそうした 「プルタブ」 を縦横無尽に吊るして作った暖簾を持ってきたヤツがおった………


ダンプ運転手ではなく、土木関係の職種の父の手内職の結晶であった事はいうまでもないが、ヤクルトの空き瓶で作るロボットより、しょもなくて印象に残る作品であったのは言うまでもない………


しかし、その作品は教師の眼に触れたとたんあえなく却下され、再度違う物を即座に作って提出するように言い渡されたことを記憶しているが、

何故か教室の後ろのドアにその 「プルタブ」細工 がその日から装備され、その上、毎日パーツが数個ずつ失われ、一月経つ前にほぼ根元まで分解されたのに二学期が終わるまで暖簾の某がそのまま置いてあった事も何故か覚えているのだった。




ちなみに、

「プルタブ」細工 を却下されたヤツは、その翌日か翌々日には、お定まりの 「ヤク○ト」細工 のロボットを持ってきていたが、それは兄が作った物を使いまわしていたと言うオチがついていた。


企業再編が進む今日この頃、コラボなのだろうか???


コカコーラ社の自販機に並ぶ、 「ドク○ーペッパー」(ノンカロリー) 「コカコーラライト」 の珍なる組み合わせを見ながら、そんな事を思い出した。











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最終更新日  2004年08月26日 21時08分25秒
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