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日常でも、旅に出ても、旨いもの･まずいものと出逢った時の感動をいつまでも忘れないでいたい、たらおの『食い物帳』
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2005.02.11
テーマ： 愛犬のいる生活(76814)
カテゴリ： カテゴリ未分類
今日は我が家の初代犬ゴローの命日。
横浜生まれで柴犬と何かの雑種。横浜の伯母の知り合いから譲り受け、電車に乗ってやってきたのは、1980年9月。
それはそれはかわいかった。
耳が垂れていて、甘ったれで、でも、まめごろうのように家の中では飼わず、どんなに夜中に泣いても、玄関のダンボールの中に入れておいた。
そんなゴローは私が手を滑らせて何度も地面に落としてしまい、抱かれるのが嫌いになった。
散歩もリードをぐいぐい引っ張って、その力の強さに自転車
で併走させることもしばしばだった。
半年後に片耳が立ち、片耳が少し折れていたが、生後1年には両方の耳が立った。
気性が強く、家の前を誰か通ると、吠えまくり、
庭が完全に自分のテリトリーであった。
庭に獣道もあった。夏の暑い時期は縁側の下に穴を掘って、そこに潜り、体温を調節していた。
言うことをきかないとき、私以外の家族に噛み付き、腕から血が出るほどだった。一番の被害者は母だった。
そんな元気なゴローも当時、まだ予防方法が今ほど確立されていなかったフィラリアにかかり、1986年に手術を受けた。
まだ若かったので、体力があるうちでないと厳しいといわれた。
人に預けることも手術も初めてだったが、ゴローは乗り越えてくれた。
その2年後、1988年に再発し、散歩の時、雪の上に血尿を。
獣医には再発したら、もう手術は難しいと言われていたし、
不治の病だからと諦めた。
建国記念の日だったから、ずっと家で一緒にいられた。
その日は朝から様子がおかしく、家の中に入れて、ストーブ前に横たわっていた。
午後6時半、そろそろ小屋で寝るように玄関に連れて行くと、
パタッと倒れ、最後にクォ～～ンと泣いて、その日一度もしなかった小便をし、息絶えた。
母は死に水をやり、私はゴローの前をずっと離れることが出来なかった。
7歳半の短い生涯だった。
母は棺の中にゴローが大好きだった庭の沈丁花を入れてやり、母の散歩着だったジャケットをかけてあげた。
一軒家に住んだら、犬を飼うのが夢だった私の、最初で最後の犬だと思っていた。
我が家は誰ももう犬を飼うつもりはなかったのだが、
今はまめごろうのおかげで、こうして、ゴローのことも忘れずにいられるような気がする。
ゴローは天国で元気だろうか？
横浜生まれで柴犬と何かの雑種。横浜の伯母の知り合いから譲り受け、電車に乗ってやってきたのは、1980年9月。
それはそれはかわいかった。
耳が垂れていて、甘ったれで、でも、まめごろうのように家の中では飼わず、どんなに夜中に泣いても、玄関のダンボールの中に入れておいた。
そんなゴローは私が手を滑らせて何度も地面に落としてしまい、抱かれるのが嫌いになった。
散歩もリードをぐいぐい引っ張って、その力の強さに自転車
で併走させることもしばしばだった。
半年後に片耳が立ち、片耳が少し折れていたが、生後1年には両方の耳が立った。
気性が強く、家の前を誰か通ると、吠えまくり、
庭が完全に自分のテリトリーであった。
庭に獣道もあった。夏の暑い時期は縁側の下に穴を掘って、そこに潜り、体温を調節していた。
言うことをきかないとき、私以外の家族に噛み付き、腕から血が出るほどだった。一番の被害者は母だった。
そんな元気なゴローも当時、まだ予防方法が今ほど確立されていなかったフィラリアにかかり、1986年に手術を受けた。
まだ若かったので、体力があるうちでないと厳しいといわれた。
人に預けることも手術も初めてだったが、ゴローは乗り越えてくれた。
その2年後、1988年に再発し、散歩の時、雪の上に血尿を。
獣医には再発したら、もう手術は難しいと言われていたし、
不治の病だからと諦めた。
建国記念の日だったから、ずっと家で一緒にいられた。
その日は朝から様子がおかしく、家の中に入れて、ストーブ前に横たわっていた。
午後6時半、そろそろ小屋で寝るように玄関に連れて行くと、
パタッと倒れ、最後にクォ～～ンと泣いて、その日一度もしなかった小便をし、息絶えた。
母は死に水をやり、私はゴローの前をずっと離れることが出来なかった。
7歳半の短い生涯だった。
母は棺の中にゴローが大好きだった庭の沈丁花を入れてやり、母の散歩着だったジャケットをかけてあげた。
一軒家に住んだら、犬を飼うのが夢だった私の、最初で最後の犬だと思っていた。
我が家は誰ももう犬を飼うつもりはなかったのだが、
今はまめごろうのおかげで、こうして、ゴローのことも忘れずにいられるような気がする。
ゴローは天国で元気だろうか？
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