家をつくろう!=BLUE ISLAND=

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Vol.61~65

家づくり 部屋づくり Vol.61

平成14年8月9日(金)付の日記~
=キッチンプランニングについて=

キッチンのプランニングで一番先に
収納を考えましょう。
収納は日頃よく使用するもの500Lくらい
1m×1m×1mが1m3で1000Lだから
奥行き50cm×高さ50cm×幅200cm
くらいのスペースがいつでも取り出せる位置、腰の高さから
手を伸ばして取れる位置に確保します。

滅多に使わないものは1000Lくらい確保し、
食器、鍋などの収納に最低500Lくらい必要です。
食器好きで、他のお家より多いんじゃないかな?と思う
家でも800Lあれば収納できます。
奥行き35cmの食器棚で高さが180cmであれば
幅120cmのもので700Lくらい①
幅90cmのもので500Lくらいになります。
食器棚の位置は流し台または調理台から2~3歩が理想です。

リットルで書くとわかりにくいですよね。
収納庫スペースのカタログを見ながら
電卓を叩いて換算してみてください。

総量で2000Lくらいになりますよね。

流し台の幅255cmであればオーブンや食器洗浄乾燥機
を取り付けなければ900Lくらい②収納出来ます。
吊り戸棚高さ70cmのもので幅200cmで奥行き35cm
だとすると490Lくらい③収納できます。

①+②+③=2090L
これで一般的な家庭は収納を確保出来ます。
但し 吊り戸棚のないオープンなキッチンにしたい
と思う人はその分③の量をどこかに納めなくては
いけないので、その分食器棚を幅広にするとか
考えなくてはいけません。
また ビルトインオーブンや食器洗浄乾燥機などを
取り付けた場合もおなじです。
家づくり 部屋づくり Vol.62

平成14年8月25日(日)付の日記~
=別途工事について=

家を建てるにあたって本体工事のほかに
別途工事(付帯工事ともいう)というのがあります。
以下に主な別途工事を記述します。

☆解体工事
建て替えや古家付土地を購入した場合、古い家を取り壊す工事。
機械(ユンボORパワーショベル等)で取り壊す場合と手作業で取り壊すことが
あり、いずれにせよ積み出しはダンプカーに手積み
機械が入らないような場所では、手作業での解体となり
相当な費用になる。
最近ではごみと同じで分別回収することが多いので
今まで以上に費用がかさむ。

☆屋外電気工事
電線を道路上の幹線(電信柱にねずみ色の機械がついてるもの)から引き込む工事。
屋内の電気工事は本体工事だが、屋外は別途になることが多い。

☆屋外給排水工事
道路に埋め込まれた本管から建物に引き込む工事。
区画整理されて売られている場所では、水道管が敷地内に取り込まれている
ことがある。
中古物件の建っていた場所では、水道管も排水管も敷地内にある。
一軒の家が建っていた大きな土地を分割して
売り出した土地では上下水道とも不足している事が多い。
いずれも 管の引き込み距離が長くなればなるほど
工事費がかかる。

☆ガス工事
屋内外全てのガス配管工事は安全性を確保するため
地域で指定された専門業者が工事するので別途扱い。
専門工事会社が持って来た見積もりを そのまま施主に渡してくれる。
工務店やメーカー側から先に金額を教えてくれるときは
丼勘定かいままでこれぐらいだったからという概算費用+α
いわば 言値です。あとあと工事を行ったら思ってた距離より
長かったので追加でいくらかかりますということもしばしば。
あんまりあてに出来ない。

☆地盤補強工事
地盤調査代およびその結果によって地盤が軟弱だと分かった時は
地盤改良をしたり、基礎を大きくしたり、杭打ちを行う工事。
地域や土地の特性によって大きくかわる金額。

☆照明・カーテン取り付け工事
照明器具は本体工事に含まれていることもあるが
別途扱いの部分もある。施工会社によって違うので照明は
どれどれが付いているのか聞いておく方が良い。
カーテンは本体工事には含まれない。レールももちろんである。

☆外構工事
門扉、塀、テラス、カーポート、花壇、アプローチなどが
外構工事にあてはまる。
選ぶ製品によって金額が全然変わってくる。

☆冷暖房器具取り付け工事
エアコンなどの取り付けや暖炉器具の取り付け費は
別途工事になる。エアコンは電気店、引越し会社、施工会社いずれでも取り付
けてくれるので見積もりをとって
引っ越してから取り付けるか、引越しの日につけるか
前もってつけておくか、自分の希望する時期に取り付ける方がいい。

☆換気工事
キッチン以外に取り付ける場合、トイレや小屋裏、24時間換気システムなど
は別途工事になることがある。

以上の工事が本体工事費に含まれていないと思われる。
契約時の請負代金に含まれていないこともあるので
手持ちの金額がさびしい人には
早めに概算金額を聞き、あらかじめ契約金額に含んでもらい、
ローンを組んでもらえるようにしておかないと
現金が足りなくなる。
家づくり 部屋づくり Vol.63

平成14年9月7日(土)付の日記~
=輸入キッチンについて=

悔しいぐらい洗練されたデザインの海外のキッチン達。
日本のキッチンではまず見かけないものばかり

しいてあげれば松下のオーメイドキッチンくらいが
少しデザインに凝っているかなって思ってるんだけど、
確かに国産のキッチンは素晴らしいです。
耐久性、収納率、価格、品質。
どれをとってもひけは取らないでしょうがデザインだけは
負けているような気がする
こうゆうわたしもノーリツの国産品。

新築時に輸入ものに変更は可能でした、というかうちの工務店さんは
うちの家を建てるのを結構楽しんでた。
いつも本やカタログを10冊20冊抱えて打ち合わせに行って
たから(^^)

キッチンを探すときに 国産はもちろん全社見て回った。
輸入ものは神戸のHDC(ハウジングデザインセンター)や大阪ミナミのイトキン、
近くの家具屋さんでドイツのライヒ。
などくらい、比較的安いところはイトキンのアルノで
40~50万くらいでI型のキッチンが購入できた。

ただ する勇気がなかった。

カタログなどでは日本語の説明文は全然なし、ショールームの
スタッフの営業口調に 耳を傾けるしかなかった。

★輸入キッチン検討の注意点★
・国産の商品説明を聞いてから輸入キッチンを見に行くと
 物足りなさが残る。
・価格は本体の価格かそれとも海外からの搬送費が含まれてい
 るか聞くこと
(うちの洗面は搬送費込みでした)
・上記のことを含み、見積もりを必ずもらう。
 国産と同じで輸入ものも扉の種類によって値段が違う。
・国内に保有している商品か?輸入によって仕入れる商品か?
 聞き、輸入する場合 届くのにどれくらい時間がかかるか
 聞くこと 
・輸入する商品の場合、契約完了後もしくは手付け金振り込み
 後の発注になる場合が多いので、キッチンの完成、引き渡し
 に3ヶ月はかかり、中にはハンドメイドで作る部分がある場
 合は半年ほどかかる会社も在るので家の工事着工前には
 発注しておかないと間に合いません。

以上 考えつくままに書いてみましたが
設計士さんがいる新築物件を 検討している人は
ショールームに設計士さんと一緒にいくと
早く取付可能、不可能がわかるので 助かりますよ。
●イトキンショールーム
http://www.itokin.co.jp
●ポーゲンポール(ドイツ)//六甲アクタス店
http:www.actas-interior.com
家づくり 部屋づくり Vol.64

平成14年9月21日(土)付の日記~
=建築条件付き宅地について=

建売住宅と違って 建築業者は変更できないが、自分の
自由なプランで家を建てられる建築条件付き宅地。
宅地を買ってから、建築会社を探す必要も無く、一度にことが済んでしまいます。
大手の販売メーカー(商社など丸紅や伊藤忠、日商岩井)が実施しているときは
 建築会社を選ぶことも出来ます。
但し 建築会社が販売しているときはこの限りではない。

ですが、趣旨を伏せて販売している不当な不動産会社も横行して
います。「自由設計」「フリープラン」「セット価格」等の
タイトルに脅されることなく、十分な知識をもって
収得しましょう。
★建築条件付き宅地の特徴
 ・建物・・・購入時は未着工、売り主に限定される。
 ・間取りや、仕上げ材・・・売り主の出来ない工法や
              材料は使用出来ない。
 ・契約・・・土地の売買契約と建物の売買契約は別。

★条件がある。
 ① 3ヶ月の猶予 土地の売買契約成立後3ヶ月以内に建物の
   建築請負契約が成立することを停止条件として土地売買契約を
   締結する。

 ② 業者の特定 建物の建築を請け負うことが出来るのは
   土地の売り主またはその代理人。
 ③ 全額返還 建築請負契約が成立しなかったときは、預かり金、申込証   拠金
   その他名目を問わず受領した金額は、
   全て返還すること。

☆ここでチェックポイント
   3ヶ月以内に建物の契約をしないといけないが
   土地と建物の売買契約が同時であることはない。
   3ヶ月以内に住宅のプランや内容に不満があるときは
   解約出来る。
   解約しても土地で支払ったお金は返ってくる。

☆こんな会社は違法!
   3ヶ月より短い契約や説明を受けた。
   誰と建物の契約をするのかわからない会社。
   土地と建物の契約を同時に進める会社。
   「建物は契約後でも変更できますから」はウソ。
   「セットの価格の中で 建物のプランを変えても
   そんなに金額の上下はないですよ」これもウソ。
   「だいたい 広告のような設備が標準でつきます」この言い方はウソ   でしょう
   つくのなら「~ような」って言い方はしないよ。

土日は広告が多いから
条件が書いてあることがあるよ。よく見てみて
家づくり 部屋づくり Vol.65

平成14年9月27日(金)付の日記~
=住宅関係の新聞記事から=

いやなものを見てしまった。
○×市で ○×市土地開発公社の宅地造成地を
1987年に市営住宅購入のため土地を取得したひとが
宅地造成完了後の土地を購入。

この人はこの土地にその後宅地を建設したが、
徐々に地盤沈下が進行。
同公社に沈下防止を求めたが 隠れた欠陥は免責となる特約を主張。
特約はその人にとって著しく不利な契約として
裁判に訴えたが、裁判所では
市の費用で宅地造成を行い、完成後、検査合格として
売り出しているものなので不備はないとか

おかしいでしょこの裁判!
見えない部分の検査を合格として
じゃあその地盤の耐力の基準値はそのとき試験をしてるのかどうか?
さらに 現状で地盤沈下を起こしているなら
この土地は地盤耐力の基準値を満足していないと思う。

たぶん 購入者は公社という半官半民みたいな
会社だから普通の土地開発会社と違う信頼をもって
購入したんだろうし、
市の助成を受けてるトコにも信頼してたんじゃないかな?

市の助成金で宅地造成を行っているから
 不備はないとは言い切れないんじゃないかな?
優良な会社だったらすぐに直してくれたかというと
疑問はのこるけど
(だって地面から掘り返さないといけないし、でも
いまだと地中に薬液を注入して強度を高めたりする材料もあるから
 費用は少なくて済む)

いまだに不満の残る 裁判結果。
もし自分の土地だったら どうなるんだろう
裁判起こしても 補強はさせたいな。


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