12年前の今日
阪神淡路大震災が起こりました
私はその頃学生で堺で一人暮らしをしてました
その時はまだ夢の中
ふと目を覚ますと地鳴りのような音が聞こえ
次の瞬間ガタガタガタガタと縦揺れ
のち強い横揺れがきました
一瞬何が起こったか判りませんでした
枕元に置いてあった、デッサン人形が顔のすぐ横に倒れて
「心霊現象か?!」なんて思いました
揺れがおさまってもしばらく動けず
少ししてから電気をつけ、テレビをつけました
つけたのは6チャン
音声は流れているものの、画面は真っ黒
他のチャンネルに替えて
ようやく現実に起こったことを知りました
実家に電話をし、無事を確認しました
6時15分ごろだったと思います
でもその後、電話をしても繋がることはありませんでした
回線がパンクしてたんですね
ずっとテレビを見ていくうちに
本当に大変なことが起こったことが判りました
神戸に居る友達は、山手だったので無事でしたが
先輩が一人魚崎におり
いくら電話しても連絡がとれません
数日間は生死不明な状態でしたが
ようやく別の先輩から無事だと連絡が来ました
家の二階が、一階を押しつぶしかけていたそうです
奇跡的にご家族皆様ご無事だったのですが
隣の家の娘さんは、亡くなったそうです…
しばらくして、差し入れを持っていきました
駅を降りると瓦礫の山
あれほどの神戸の町が廃墟と化してました
水道も出ないので、公園の噴水で水を汲み
仮設トイレで用を足し、配給を待つ
誰もが明日の見えない生活を強いられていました
日々増える死者の数
行方不明者の安否を気遣う番組もありました
行政の災害救助の動き方などもやきもきしましたが
そこは責めるべきじゃないと思いました
例えば市役所職員、県庁職員の方々も被災されてるんだから
消防隊員の方々も、自分の家が崩れたり燃えていたり
ご家族を亡くされたかたもいらっしゃるんだから
それでも、私を抑えて公を優先された方々
本当にすごいと思います
そして、心が締め付けられるように思います
あれから12年
被災者の方々の高齢化問題など
まだまだ解決しないといけないことは山積みです
大勢の方々が一瞬にして住まいを失い財産を失い
そして大切な家族をも失ったのですから
私達が出来ること
それは、決してその事実を忘れないことだと思います
あの時見たこと、思ったことや感じたこと
いつまでも心の中に留め置かねばならないなって思います
大震災で亡くなられた方々の御霊が
安らかなることを祈りつつ…
合掌
PR
Comments