てのりのり店長のことだま

てのりのり店長のことだま

2005.6.11 1


2005.6.11  15:00~16:30放送

録音の直太朗さんのお話だけ、文字おこししました。
(はじめと曲明けにパーソナリティのお二方のトークがありましたが、省略させたいただきます。ご了承くださいませ。)

はい、といういわけでですね(笑)えへへ、開いてる窓からこんにちは、森山直太朗です!
 えー、今日のですね、スーパーブッキングは僕の特集をしていただけるということですね、
 短い間ではございますけれども、どうぞね、よろしくおねがいいいたしたいと思っております。
 さあ、さあ、ちょっとですね、なにやら、騒がしいですね、なんか、なんか、こう、ガタンゴトンガタンゴトンいったりとか
 あの、アナウンスが入ったりと、何を隠そうここは、え、「のぞみ」です。
 今日は新幹線の中から、えー、呼ばれて飛び出て森山直太朗、お伝えしたいと、えー、
思いますので、 どうぞ一つよろしくお願いいたします。
 これはこんときね、だいたい、いま、東京駅品川経由、品川からだいたい乗るんですけど、
だいたいこんとき、お弁当食べてる、お弁当たべて、お弁当だいたい、のり弁食べるのね(笑)。
のり弁食べた後、この、あの、なんていうんだっけ、これ。
飛行機とか乗るとき首にまくらをするじゃん。、
この、その、あの、膨らまして、これをするんです。いまちょっと膨らまさせてください。
(ふー、と膨らましていいる音)
(息をきらしながら、)おっけー。むちゃオレ、顔真っ赤。これをね、顔真っ赤だよ、オレ。
これを首に巻いて、もう、こうやって、楽なの。
あの、こう、ちょうどアメフトの選手みないになってますけれども。
ねー、僕は、あのー、飛行機よりも、こんなこといっていいのかな、
電車が好きで、新幹線が。あのー、飛行機の方が、パッと行けるんですけど、
電車でこう、ゆられながらね、あのー、旅するのが好きなんですよ。
いろいろその、新幹線の中でいろんなことを整理するの、あのー、なんかこうやりかけている書き物とか、曲の整理とか、
たまっちゃっている領収書の整理とか、いろいろな新幹線の中でこれしますから。
とういうわけで、あのー、まあ、いいじゃないですか、
開放的に今日はちょっと違う、ちょっと違ったトークになると思うんで
よろしくお願いします。

それではですね、新幹線「のぞみ」からお届けしています。
聞いてください、森山直太朗で『小さな恋の夕間暮れ』。

曲:『小さな恋の夕間暮れ』
一番初めに作った曲というのがあって、「高校三年生」という曲なんですよ。
あのー、舟木和夫さんの「高校三年生」という曲あるじゃないですか。、
あれの、あのー、カバーなんですけれども。。。うそです。そうですね、
カバーではないですね。あれの、たまたまタイトルが被ってしまったんですけれども
淡ーい、淡ーい、ほろにがいラブソングなんですけれども、
あのね、これね、僕は最初はあの、唄を唄うつもりはなかったんですよ。
実は作曲家になりたかったの、あのー、自分が表に出て唄うじゃなくて、
いろんな人に作曲、楽曲を提供できるなんかこう、できたらいいなと思ってて
ただ、曲を作るこの楽しみを知って、どんどん曲を作っていくうちに、
あーこれ誰かに唄ってほしいなこの曲、と思って、ね、思うじゃないですか、
でーこう、誰か歌ってくれる適当な、適当な、当てはまる人いないかなと思って
あたり見回したら、台所にいたんですよ。
大根を千切りにしている母がいて、で、トントンと肩をたたいて、
僕こんな曲作ってみたんだけども、なんかちょっと、唄ってもらえないかなみたいな
感じで、僕プレゼンしたの。で、出来るだけ母親が歌っているものを
イメージして唄うから、そうすると自ずとしてちょっと裏声になったりしてさ。
自分の拙い技術で真似したりとかして、そこから今の自分のファルセットのこう、
表現方法というのを見出してりしたんだけど。
で、それで唄ったんですよ。そしたらね、母親がね、まぁー、そこまでやんだったら、
あんた唄えばいいじゃないってことになって、そして、なんかこう、そういう
言葉がなかったら、もしかしたら、自分唄う事を選んでなかったかもしれない、
もっと遅かったかもしれないとかして、そこが一つの大きなビッグターニングポイント
だったんですけれど、この曲を聴くと、昔アルバムを開いて、昔自分がこう、
無邪気すぎるくらいの写真があるじゃん。ピースってやってって、あの
ケミカルウォッシュのスリムのジーンズはいて、ハードロックカフェのTシャツを
シャツインにして、着てたぐらいの恥ずかしさがあるんですけれども
逆をいうと今は絶対に、かもし出せない、あのー、なんていうんだろう、
まあ、純朴さというか、無自覚さというか、だから最近ようやくこう、
この曲に対する自分がこう、あのー、振り返ったり、あの、改めてこの曲に
そういう意味でのこの曲のよさを感じられるような、
これは僕が歳を取ったっていうことですね。
もう、あのー、歳をとっていっているということですけれども、
なんか、この曲だけはすごく、なんかこうようやく微笑みながら、振り返るようなそんな曲に
なったんですね。

曲:『高校三年生』


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