キャラメルのリキュールがあるんです

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2006.02.22

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カテゴリ：リキュール

このリキュールとは、こんな出会いだった。

某ドンキホーテへ行ったときのこと。いつものように洋酒のコーナーを覗いていた。

私はスーパー、酒屋などに行ったときに必ず洋酒のコーナーによる。
洋酒のボトルを眺めるのが好きだし、もしかしたら未知なるリキュールに出会えるかもしれない。

大抵のリキュールを把握しているつもりになっている知ったかぶりの私だが、
その日もそんな期待を持ちつつ覗いていた。

そして、いつもと違うコーナーが設置されていることに気がついた。

見切り品コーナーだ。
賞味期限か、棚の関係か、何らかの理由で見切られた酒たちがいた。

ブランデー、ウイスキー、梅酒…と点々と見ていくと、異彩を放つボトル。

金色の液体。色に合わない紫色のキャップ。

「デカイパー　バタースコッチ　キャラメル(和訳)」と書いてある。

「美味いのか…？」
未知なリキュールに出会ったときはいつも味、色合い、カクテルなどを想像する。
しかし、「バタースコッチ　キャラメル」

…想像がつかなかった。
しかし実際は想像しても想像つかないことがほとんどだ。

安くなっているとはいえ、リキュールは基本的に高いし、失敗はしたくない。

きっとおいしいから輸入されているのに、想像が貧困なためか「不味かったら」という不安がよぎる。

ついに勇気を振り絞って買った。

そして帰って蓋を開ける。

「☆☆☆！」

濃厚なキャラメルの香り。

「これは！」

一口原液のまま飲む。

「！！！！うまい！！！！！」
味を疑ったことがまず間違いだった。

製造元は「デカイパー」という。
キュラソーを初めて作ったとか、有名なリキュールで「ピーチ・ツリー」
を製造していたり、オランダの超大手のリキュール・メーカーだったのだ。
当然、味には妥協がない。
濃厚な、最高の香りの、甘いキャラメルのリキュールだった。

どうやらそれほどマイナーではないようだ。
BARで観察するとおいてあるところもチラホラ。
しかしなぜ普及していないのか。こんなにおいしいのに。

本にもなかなか載っていないので、以下のカクテルは一応創作ということになる。

機会があったら是非飲んでもらいたいです。その味にきっと納得するはず。

何点か作ってみたので参考にしてください。

１　キャラメル・ソーダ

レシピ：
バタースコッチ・キャラメル　45ml
ソーダ　　　　　　　　　　　適量
カットレモン　　　

…氷をいれたコリンズグラスに材料を注ぎ、軽くステアする。
シンプルなレシピながら、完成されたカクテル。

最初の2～3口はそのまま、あとはレモンを軽く絞って飲んでみてください。味が変わります。

２　ゴールド・ラッシュ(オリジナル）

レシピ：
バタースコッチ・キャラメル　30ml
スコッチ・ウイスキー　　　　20ml
アマレット　　　　　　　　　10ml
ソーダ　　　　　　　　　　　適量
レモンスライス

…氷をいれたロックグラスに材料を注ぎ、軽くステアする。ポイントは多少濃い目に。ソーダを少なめに入れる。
ゴッドファーザーの改良版だが、キャラメルとスコッチの味の競演は見事。ほのかにアマレットが香る。
グラスを傾けるたびに見せる黄金の輝きにも注目。

３　ベルベット・フォックス(オリジナル）

レシピ：
バタースコッチ・キャラメル　45ml
生クリーム　　　　　　　　　15ml
バニラ・ド・マダガスカル　　1tsp.
ブランデー(サントリーV.O.) 2tsp.

…バニラ・ド・マダガスカルまでの材料をシェイク。カクテルグラスに注ぎ、ブランデーを静かに垂らす。

グラスを傾けるたびに香るブランデー、飲み込めばほのかに香るバニラ、最高級の一杯。
かすかな狐色が、ビロードのような手触りを思わせる。
飲めば思わず「この味…キャラメリッチ。」とうなずく一杯。

「バタースコッチ・キャラメル」は私が大好きなリキュールの一つ。また気が向いたら更新したいと思います。

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p.s.

本日のお香はオピューム
ブログBGMはアンダーワールド　under world 1992-2002 disk2
中でも＃７　king of sadeは最高。思わず「スカイハイ！」という感じ。

今日は100均でグラスを３つばかり買ってきたので近いうちそのグラスでもカクテル作りたいと思います。
しかし100均ってほんとに何でも揃いますねぇ
花粉が本当につらい！今鼻の穴二つとも詰まって鼻呼吸ができません

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