◆目標を数直線状に表す
図にした方がイメージがつきやすいという方もおられるでしょう。例えば、
下の図のように左端を０にして右端を１０にするのです。
０―――――――― ５ ――――――――１０
○――――『タッチforヘルス健康法』 序P６――――○
「目標を数直線状に表す」より抜粋
痛みを数値化するという作業に対して、難しく思う方がいらっしゃるかもしれません。
そんな方は、実際に紙に書いてグラフ化して、壁に貼ってみても役に立つものです。
なんとなく、「痛い、痛い」と思って日々を送っているのと、昨日より今日のほうが
≪数値化3≫も痛みが取れた、とハッキリと分かった方が励みになるのです。
痛みと言うのは、喉元を過ぎれば忘れてしまうものです。
後は、心理的な問題であることが多いようですね。
先日、腰痛で入院している親戚のおばあさんのところへ、お見舞いに行きました。
痛みで眠れなくなり、とうとう入院したのです。
「痛みはどうですか？」とお聞きした所、「痛くて、痛くて夜も眠れない」
「歩く事もできない痛さ」と、おっしゃるのです。
そこでお話しをお聞きして痛みの数値化をしてみました。
その結果、「痛くて、痛くて眠れないぐらい痛かった」と言う状態は、
入院前は、夜に５回ぐらい起きる痛さでした。≪数値化 10≫
でも現在では夜１回起きるぐらいの痛さに変わっています。≪数値化 ５≫
「歩く事もできない痛さ」と言う状態は、入院前は痛くてトイレに行くの
も足を引きずってやっとの思い≪数値化 ９≫
そして、現在は、トイレに行くのには、何とか歩いていけるぐらいの痛さ
ということでした。≪数値化 ４≫
これって 医師の治療の結果、随分と楽になっているんですね。
でも痛みのあるおばあさん自身は、痛みを数値化していないので、
いつも今が一番痛くて辛いのです。
良くなっている楽になっている実感がなかったんですね。
痛みを数値化することによって、よくなっていることがわかり、随分喜んでいただけました。
………………………………………………………………………………………………
◇ 書籍『タッチforヘルス健康法』の詳細 HP：http://www.lazy8.jp/book1.html
© Rakuten Group, Inc.
